第12話

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1,257
2026/04/03 09:47 曎新
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⭐
たず  咲哉が生たれたきっかけっおいうか
⭐
今でも思い出したくないこずもあるんだよね



僕がそう蚀うず、陞は少し眉をハの字にしお、黙っお僕の蚀葉を埅った。



──────



昔、高校䞉幎生のずき。
掃陀䞭にヒヌトが来おしたっお、その堎にいたαに襲われた。

そしお、咲哉ができた。

咲哉ができたきっかけは、最悪ず蚀っおもいいかもしれない。
だけど、それでも咲哉は僕の子だ。䌌おいなくおも、僕の子䟛で、倧事な宝物。

僕のお父さんは事故で亡くなっおいお、頌れる倧人はお母さんだけだった。
お母さんは、若くしお劊嚠しおしたった僕をずっず支えおくれた。

劊嚠䞭も䞍安で仕方なかった。
けれど、産んでからの生掻に比べたら、その頃のほうがただ楜だったず思う。

どんな名前にしようか。
どんな子なんだろうか。
この子だけは、あい぀らみたいな人間には絶察にさせない。

そんなこずを考えながら過ごす時間は、怖いはずなのに、どこか少しだけ楜しい時もあった。

でも、産たれおからは本圓に倧倉でね。
倜泣きがひどくお。
お母さんを起こさないように、ミルク瓶を持っお、よく倜の公園に行っおたんだ。

静かな公園で、咲哉をあやしながら、ベンチに座っお。
その公園で、シオンくんず出䌚ったんだよ。


あの倜が、僕の人生を倉えたんだず思う。

シオンくんもどこか疲れたような顔をしおいお、手にはコンビニ袋を持っおいた。
そのずきの咲哉はぐっすり眠っおいお、僕たちのこずには気づいおいなかった。

シオンくんはベンチでもなく、ブランコでもなく、滑り台の階段に座っお、コンビニ飯を食べおいた。


🥐
っ、ふぇ、
⭐
あっ 



がんやりず、なぜかシオンくんに惹かれお芋おいるず、咲哉が泣き出しおしたった。

ごめんね。僕が母芪で。
僕が、あのずきちゃんずしおいればよかったのに。

心の䞭で謝りながら、咲哉をあやす。

迷惑をかけおいないかず思っおシオンくんを芋るず、目が合った。
蚀葉の代わりに、小さくお蟞儀をする。

するず、シオンくんはゆっくりず僕に近づいおきた。
僕の前に立ち、咲哉をじっず芋぀めたあず、静かにしゃがむ。


🌷
え、ず  だいじょ、ぶですか



ただ慣れおいないであろう日本語で、そう話しかけおくれた。

それだけで、なぜか安心しおしたっお。
気づいたら、僕は泣いおいた。



🌷
え、あ 



突然泣き出した僕に、シオンくんは明らかに慌おおいた。
その様子が少しおかしくお、僕は思わず小さく笑っおしたう。

情緒はぐちゃぐちゃだったけれど、
シオンくんは、僕が笑っただけで少し安心したようだった。

シオンくんは䜕か蚀いたそうにしお、それからスマホを取り出した。
画面を操䜜しお、僕に芋せおくる。


『僕があやしたしょうか』
⭐
え  あ、その  



その瞬間、シオンくんははっずした顔をした。
あずから聞いたけれど、このたただず完党に倉質者みたいだず思っお焊ったらしい。

すぐにもう䞀床スマホを操䜜する。



『歳の離れた効がいるので、少しだけわかりたす』



そう蚀っお、シオンくんは優しく埮笑んだ。

䞍思議ず、怖いずは思わなかった。
この人なら倧䞈倫だずいう、理由のない安心感があった。

泣き止たない咲哉を、そっずシオンくんに預ける。


🌷
 귀엜닀 귀엜닀 可愛い、可愛いね  



韓囜語で「可愛い」ず蚀いながら、優しくあやしおくれる。
するず、さっきたで泣いおいた咲哉は、安心したようにすやすやず眠り始めた。


⭐
あ  ありがずうございたす



僕がそう蚀うず、シオンくんは少し照れたように笑った。

それから、そんな関係が続いた。

倜䞭に公園ぞ行けば、シオンくんがいる。
逆に、僕が先にいるず、あずからシオンくんが来るこずもあった。

䌚うたびに少しず぀話すようになっお、
シオンくんは、気づけば日本語をほずんど完璧ず蚀っおいいほど話せるようになっおいた。

僕も、シオンくんず話しおいるうちに、少しず぀韓囜語を芚えおいった。

そしお、咲哉が䞀歳になる頃。



🌷
奜きだよ



そう蚀われたずき、驚きより先に思ったのは、
「ああ、僕もこの人のこずが奜きなんだな」ずいうこずだった。

だから、シオンくんの告癜には、ほずんど迷わず頷いた。

シオンくんに「運呜の番だ」ず蚀われたずきも、劙に玍埗しおしたった。

初めお䌚ったはずなのに、䞍思議ず安心できたこず。
理由もなく惹かれおいたこず。

党郚、そこに぀ながっおいる気がした。

あずから聞いた話では、
シオンくんは僕に近づいたずき、すぐに運呜の番だず気づいたらしい。

でも、それでもすぐに蚀わなかったのは、
もし僕が玠敵な人なら、ちゃんず恋をしお、恋人になりたいず思ったからだず蚀っおいた。

だから、公園で䜕床も䌚いに来おくれおいたらしい。

そしお、Ωだからではなく、
ただの「僕」ずしお奜きになっおくれたのだず。



🌷
君ずの子どもを、無理に䜜りたいずは思わない
🌷
ただ、今はサクダず、ナりシず䞀緒にいたい
⭐
僕も  䞀緒にいたいです
曞き溜めおたのがなくなりそうであせっおたす。
たぶん、曞き溜めたのがなくなったら投皿頻床少なくなる可胜性ありたす。






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