第3話

二話
220
2020/08/02 17:31
両親を埋葬した後、白雷さんはさっさと見回りに行ってしまった
その夜は血まみれ、焦げ付いた家で眠った
そして朝になり出かけ、陽霊山……
三倉
三倉
おう、お前があなたか
三倉
三倉
なんだ、目の色変わっちまってるんじゃねぇのか?
三倉
三倉
よく見りゃ傷だらけだしよォ……あいつ、手当もしてやんなかったのか
三倉
三倉
とりあえず入れ!よくここまで登ってきたな
少しボロくなっている小屋に入ると、三倉さんは包帯を取りだし、治療してくれた
三倉さんも、白雷さんが言っていた「鬼殺隊」なのだろうか
三倉
三倉
よし!こんなもんかな
狐火(なまえ)
狐火あなた
……ありがとうございます
三倉
三倉
おーっし、じゃ、訓練始めんぞ
狐火(なまえ)
狐火あなた
よろしくお願いします
彼の訓練は厳しかった
陽霊山は背筋がゾワッとするような不気味な山で、事実、人は誰も寄らなかった
まるでいつも誰かに見られているよう……
そんな中で、修行すること約ひと月
狐火(なまえ)
狐火あなた
(1023…1024…1025……)
刀の素振りを繰り返していた時だった
白雷
白雷
おー、お前、生きてたのかぁ
狐火(なまえ)
狐火あなた
! 白雷さん…
白雷
白雷
久しいな
白雷
白雷
三倉の野郎にはなんもされてねぇか?
狐火(なまえ)
狐火あなた
はい、お世話になっています
白雷
白雷
そんならいいんだけどさ
三倉
三倉
ああ……帰ってくるなりなんだァ…
三倉
三倉
喧嘩売ってんのか……
白雷
白雷
よっ、久しぶり
白雷
白雷
あなたは最終選別に出せそうか
三倉
三倉
ああ、だが……
狐火(なまえ)
狐火あなた
(最終選別……?)
三倉
三倉
こいつ、感情の起伏が乏しい
三倉
三倉
鬼を斬って、成長出来るかな
白雷
白雷
そりゃあこいつ次第だろ
白雷
白雷
ボケーッとした柱なら他にもいるぜ
三倉
三倉
まぁ、もういいか…
狐火(なまえ)
狐火あなた
なんでしょうか
三倉
三倉
藤襲山という所で鬼殺隊にはいるための最終選別がある
三倉
三倉
五日後だ、向かえ
白雷
白雷
オレも途中までは着いてってやんよ
狐火(なまえ)
狐火あなた
分かりました
────────────────────








すーさん
すーさん
次回、最終選別
すーさん
すーさん
かまぼこ隊も出てくるよ(多分)

プリ小説オーディオドラマ