太宰の背中から、蒼い異能結晶が浮かび上がった
太宰を刺したナイフで、私は澁澤の喉をかき切った
紅い鮮血が、辺りに飛び散る
弱い。
彼は1度死んでいる。
そして、白虎の子、中島敦を知っている。
そして彼の息の根が止まった。
太宰は漂う。
特異点で有る龍の中を。
中原中也は、龍の中にいる。
「門」を開いた彼は「荒覇吐」に意志を明け渡した。
誰も止められない。
例外を除いては。
拳を太宰の顔へと殴る。
何かが弾けた。
太宰の手が中也の頬へと運ばれる。
特異点で有る龍は消滅し、太宰と中也は落ちる。
フョードルがどうでるか…
澁澤の頭蓋骨に異能結晶をはめ込み、新たな
特異点として復活させた。
フョードルを象った分離した異能が現れる
彼が初めて敬語を辞めた。
不快な笑みを浮かべて、あなたへと近寄る
















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!