《あなたside》
ぴたりと止まった暴行、そしてなぜか叫ばれる私の名前。
意識が朦朧とする私にとっては謎でしかないこの状況。
ぼやける視界がふと捉えたのは、なんだか見覚えのある金髪だった。
《警察学校組side》
そんなこんなでみんなで雑談しながら歩いていると、向こうから
全速力で走ってくる少女がいた。
いくら警察官でないとはいえ、警察学校に通う俺たちが
補導しないわけにはいかない。
息を切らして絶望に満ちたような顔で必死に訴える彼女の言葉に
嘘をついている感じはしなかった。
彼女から話を聞き分かったのは、コンビニに取り残されている少女が
自分以外の客全員を逃してくれたことと、犯人は4人いてそのうちの1人が
大きな銃を持っているということ。
それと、ナイフを持っている男が1人いるとのこと。
話を聞く限り、その大きな銃とはライフルのことだろう。
犯人に、彼女が客を逃したことがバレれば間違いなく彼女の身に危険が及ぶことだろう。急いだ方がよさそうだ。
班長が少女を近くのコンビニへ連れていき、他の4人でコンビニへ急いだ。
“急ごう!”

















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。