わかってる。
この妹に対しての大きい気持ちは
彼女からしたら、気持ち悪いものなんだって。
わかってる。
わかってるんだよ、ッ
,でも
どうしようもなく、
あふれる感情が、
止められない
...、あの時、そばを離れて正解だった気がする
きっとそばにいたら不安すぎて、
監禁でもしていただろう
さすがにそれは、倫理的にまずい。
あ、スマホの通知....
ライン?こんなときに一体だれが?
まゆ > 馬鹿野郎
祐希「 ...、うるさ 」
祐希「 、わかってんだよ、
自分が馬鹿野郎だってことぐらい 」
でも、馬鹿野郎だから、
結局は、あきらめきれなくて、
心の中に、ひどく醜い物が残る
もう、
いっそのこと、
彼女と、ずーっと一緒にいれたらいいのに
ずーっと、縛り付けてられたらいいのに
まゆ > 今すぐそこから逃げて
まゆ > 体育館に戻れ
は?
何訳わかんないこといって、___
ヒュンッ
直後、何かが空を切った気がした
いや、「何か」なんかではない
祐希「 銃...!? 」
急いで訳が分からずまゆに返信をする
祐希 > どういうこと
祐希 > 銃で撃たれそうになったんだけど
そして直後、もう一発が俺の横を通る
大幅に外れた先ほどとは違い、
今度は頬すれすれに通っていく
やばい。
脳が危険信号を出し、
冷や汗が一気に出てくる
まゆ > もう!?
まゆ > 危ないから早くっ!!!
もう???
なんんでまゆは俺が撃たれること知ってる??
と、とりあえず逃げなきゃ
柳田side
真佑さんから連絡がきた
まゆ > もう襲われてるんですけど!
もう?
さすがに準備が早すぎないか?
まだあの"依頼"を出してから
少ししか経っていない
けれど、...まぁ
彼なら信用できる
柳田 > とりあえずたくさん人がいる場所へ
これしかいいようがない。
俺は今、
裏社会の奴ら自分の手で太刀打ちする手段を
持っていない
現役のときだったら
アイツを駒として使ったがな
生憎、祐希から離れて行方不明...
GPSだって反応がない。
本人が切ったのか、それとも別の誰かなのか
なにもわからなかった













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!