月嶺side
撮影当日の朝、私はスタジオのメイクルームの椅子に座りながら、鏡に映る自分をじっと見てた。
メイクさん「今日はちょっと大人めでいきますか?」
月嶺「お願いしまーす」
とだけ答えた。ベースはいつもより薄くて、でも肌は綺麗に見えるように丁寧に整えてもらえた。コンシーラーでクマを軽く消されながら
メイクさん「最近忙しい?」
なんて聞かれて、
月嶺「まぁまぁです笑」
とか言っちゃった笑
実は案外さまともな休みは3ヶ月ぐらいないかもなぁ
その後もメイクは続いて
目元はブラウンベースで、アイラインは跳ね上げず目の形に沿わせるだけ。
メイクさん「月嶺ちゃん、目が丸いから強くしすぎる
と印象変わるね」
確かしそう思う。
まつ毛はセパレート重視で、一本一本綺麗に上げられていく感覚が少しくすぐったいなぁ笑。
リップは血色のいいローズ系で、塗った瞬間一気に“撮影モード!!”の顔になるのが分かる。髪は軽く巻いてもらった!!!
スマホを見たら「もうすぐ来るよ」とマネージャーからの連絡。数分後、ドアの向こうが一気に騒がしくなって、
きょも「おはよー」
高地「早っ」
慎ちゃん「まだ眠いんだけど」
と聞き慣れた声が重なる。「あ、来たわ笑」と思った瞬間、ドアが開いた
ジェシー「おはようございます!」
流石ジェシー!!
樹「おはよ、あれ?今日のあなた雰囲気違くない?でも 可愛い」
と即気づかれた上に、セットしてる髪を撫でてきた
月嶺「もう!樹くん、セット中!でもね!メイクちょ
っと変えてもらったんやよ」
と言うと、
「大人じゃん」と樹くんが笑った。
ほんとに思っとるん?
樹「ほんとは、気付いてくれて嬉しいんでしょ笑」
月嶺「なんか…ムカつく」
慎ちゃん「あぁー、暇 姫を怒らせちゃったぁ笑」
メイクさん「終わりましたよ…高嶺ちゃん笑」
最後の仕上げも終わったらしい
月嶺「ありがとうございますした」
間違えたー
ますしたとか言っちゃった笑
なんて考えたらうちに樹くんが目の前に来た
月嶺「ん?」
樹「怒ってる?」
あぁ、意外と傷付いとった感じなん?笑
かわよ
月嶺「まぁま笑」
北斗「今日は俺んとこにおいで〜あなた♡」
月嶺「待って、北斗の語尾に♡があるんやけど…」
北斗「えぇ?なんのこと?♡」
ソファから立ち上がって、近づいてくる北斗
流石に無理かな笑あははは
月嶺「やーや!今日は…ジェシーにすんの!」
ジェシー「え??やったー!!!!Ahahaha」
高地・慎太郎「え?俺じゃないの?」
樹「俺じゃないじゃーん」
ジェシー「樹やばいAhahahaha」
北斗「樹はないでしょ笑」
樹「お前の方がないから!」
ジェシー「あなたおいでー!!!」
月嶺「はーい笑」
高地「んじゃ、俺しんたろー」
慎太郎「おいでダディ!!!」
何してんねん笑












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。