✄-------------------‐-------------------‐---------------‐-------------------------‐---✄
◇役割◇
かぐや姫→輪廻優愛
おじいさん→加藤祐希
おばあさん→波方真凜
5人の男→①輪廻颯 ②蒼山理図 ③宝剣星 ④加賀美雄迅 ⑤雲母遥馬
帝→時田月海
ってことで本編Let's go!
✄-------------------‐-------------------‐---------------‐-------------------------‐---✄
昔、昔。
みやこの近くに、“竹とりの翁”と呼ばれるおじいさんが住んでいました。
おじいさんは毎日山で竹をとり、ほそぼそと暮らしています。
ある日のこと。
おじいさんは山で、光る竹を見つけました。
不思議に思って切ってみると、その中には小さくて可愛い女の子がはいっていました。
おじいさんは、
と、家へ連れて帰りました。
おばあさんも大喜び。
子供のいない2人は、その女の子を“かぐや姫”と名づけ、
大切に育てることに決めました。
それからも不思議なことが続きます。
竹の中から、小判がざくざく。
おじいさんはお金持ちになり、大きな屋敷を建てました。
小さなかぐや姫もみるみるうちに成長し、とても美しい娘になりました。
かぐや姫の噂は遠くまで広まり、たくさんの男の人がかぐや姫と結婚するため屋敷へ向かいます。
しかし、かぐや姫は姿を見せません。
誰とも結婚する気はなかったのです。
それでも諦めない、身分の高い男達が5人いました。
かぐや姫は仕方なく5人に言いました。
かぐや姫は無理なお願いをして、わざと諦めさせるよう仕向けたかったのです。
1人目の石作皇子は、天竺にあるというお釈迦様が使われた石の鉢を頼まれました。
しかし天竺はあまりにも遠く石作皇子は旅に出たふりをして、近くの寺から古びた石の鉢を持って帰りました。
かぐや姫は首を横に振ります。
嘘を見破られた石作皇子は、すごすごと帰っていきました。
2人目の庫持皇子は、蓬莱山にあるという玉の枝を頼まれました。
しかし、庫持皇子は遠い蓬莱山へ行ったように見せかけて職人に偽物を作らせました。
かぐや姫は、少し困ってしまいました。
玉の枝がとても綺麗で本物だと思い、結婚を断れなかったからです。
しかし、その時職人達がやってきました。
庫持皇子が払っていないお金を、とりにきたのです。
嘘がバレた庫持皇子は、ぱっと帰っていきました。
3人目の右大臣阿部御主人は、唐土の国にあるという
火ねずみの皮衣を頼まれました。
右大臣はたいへんお金持ちなので、唐土の国へ行く職人におつかいをしてもらい、皮衣を手に入れました。
かぐや姫は
と言って皮衣を火にかけました。
すると、皮衣はめらめら燃えてしまいました。
恥をかいた右大臣はとぼとぼと帰っていきました。
4人目の大納言大友御行は、龍の首にあるという五色に光る玉を頼まれました。
大納言は自分の力で取りに行こうと船に乗りましたが、嵐がやってきて、船は沈みかけてしまいます。
大納言は思わず
と叫びました。
命からがら港へ帰った大納言は、それきりかぐや姫の元へ向かいませんでした。
5人目の中納言石上麿呂足は、つばめの巣の中にあるという燕の子安貝を頼まれました。
しかし、中納言は燕の子安貝を取ろうとして高いところから落ち、大怪我をしてしまいました。
こうして、結局誰もかぐや姫を妻にすることはできなかったのです。
ところが最後に、かぐや姫の噂は帝にまで届きました。帝は、
と伝えました。
かぐや姫は
と泣きだしてしまいます。
おじいさんは帝の申し出を断りました。
諦めきれない帝はかぐや姫に会いにいき、その美しいを見て余計に心を奪われ、手紙を出し続けるようになりました。
その頃から、かぐや姫は月を見上げては涙ぐむようになります。
おじいさんとおばあさんが訳を聞いても答えません。
やがて八月の十五夜が近くなり、やっと口を開きました。
かぐや姫はさめざめと泣いています。
おじいさんとおばあさんも嘆き悲しみました。
おじいさんは帝に、次の十五夜、かぐや姫を守ってもらうようお願いをします。
そしてその日がやってきました。
屋敷の周りは、帝が用意した兵士で囲まれています。
かぐや姫は奥の部屋に隠れました。
しかし月から光に包まれた迎えの者が降りてくると、兵士は弓を動かすことすらできません。
かぐや姫も、誘われるように外へでてしまいましたが、声を振り絞って言いました。
そしてかぐや姫は2人にお礼を告げると、月へ昇っていってしまいました。
おじいさんとおばあさんは、ただただ、その姿を見送っていました。
✎𓂃𓈒𓐍◌Fin✎𓂃𓈒𓐍◌





















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!