第2話

メモリーファイルNo.1
156
2023/06/07 20:15 更新


真夏。





セミがそこら中でサイレンのように鳴き響き、



畑や、田んぼには自分の背丈よりも





遥かに大きい向日葵達が太陽に顔を向けて





今か今かと光を求めて待ち侘びていた。





空は真っ青に澄んでいて、







大きな入道雲が青い空を覆(おお)い






太陽はあなたの一人称達をじわじわと焼き付けるかのように日差しが強かった






その日はいつもに比べて物凄く暑かった。







あなたの一人称達はいつものように自転車を手で引いて田んぼ道を歩いて帰っていた

__
もう3年生だねぇ…

あなた
そだね…なんかあっという間だったなぁ

あなた
前まで中2だったのに…

__
一年って早いね…。
進路どうしようかなぁ

__
それにしても…

2人
あ"つい

あなた
もう、本当だよ!!何でこんなに暑いんだぁ"ー!

__
あははっ、本当そうだよねー

あなたの一人称は隣りで笑う友人の顔が好きだった。




いつも本当に楽しそうに心から笑って




ふざけた話をして




また、笑って。




少し退屈だったけど、そんな毎日が好きだった

あなた
あ"つ"いぃ"ー…

__
あ、駄菓子屋寄ろうよ!

あなた
え"っ、

__
そこでラムネ買おうよ、冷たいラムネ!

あなた
お、いいねぇ!よし、じゃあ駄菓子屋まで競争だぁー!よーい、どん!!

__
え、ズルっ!待ってよー!!

あなた
早くしないと置いてくよぉー!






この日、あんな事になるなんて誰も思っていなかった

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