第15話

レモンサイダー hbc side.
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2026/08/20 14:00 更新
今日は、任務が休み。
だが、俺は出勤している。
そう働いているのだ。
hbc.
暑いわぁ〜…。
何故、任務がないのに出勤をしているか。
否、それは彼女のプレゼントの為。小遣い稼ぎをしているのだ。
そして、アルバイトの内容は…、
hbc.
飲みもん要りませんかぁ〜!、冷たいですよぉ〜!
そう。
パーラーと、呼ばれるやつである。
パーラーとはあれである、人里離れたところで行われる出店である。
hbc.
このアイス、摘み食いとかあかんかなぁ…。
パーラーは基本的に日給で、一日中働くのだ。
そして、今は真夏の正午。
激暑の時間である。
それもこれから。
hbc.
あぁ…、あっつい。ほんまに。
hbc.
死んでまう〜…、
こんな時、彼女のエールがあればなぁ〜と、だらけていると、目の前に車が停まった。
車から見知った顔が覗いた。
hsrd.
あれ〜?、まなじゃないですか。
hsrd.
何してるんです、?
mrkm.
えぇ〜…、バイトしとるん?、今日休みやんな。
kyng
暑くねぇの。
思い思いの言葉を、俺に落としていった。
hbc.
ヤジ飛ばすぐらいやったら、お前らの金を飛ばしてってくれや、!
此処での稼ぎは、俺のバイト代にほぼ直結していると言っても、過言ではない。
だから、ちょっとでも買ってくれた方がマシなのだ。
hbc.
らいが良かった。
kyng
聞こえてんぞ、まな。
hsrd.
小柳くん何か買います、?
kyng
フル無視かよ。
俺がむくれているのを、そっぽに置き、高速で話を進めていた。
なんやねん。こちとら暑い中、放置プレイやって言うんに。
mrkm.
お前の彼女やったら、今寝てるで。
hbc.
寝てるんやん…。
hsrd.
起こします?、
hbc.
それより、なんか買ってや〜…。
kyng
じゃあ、レモンサイダー1つ。
hbc.
は〜い……。
悶々と、レモンサイダーを作る。
レモンサイダーは、このパーラーの目玉商品である。
らいが買ってくれたらなぁ〜…、とか言う我儘に付き合わせる訳にはいかない。
mrkm.
らい起きてやぁ〜…、なぁ。
inm.
ん”ぅ…?、
hbc.
起こさんでええって、!
我儘に付き合わしたくない、と言う気持ちもあったが、それ以上に店の制服を見られたくないと言う気持ちもある。
inm.
まなぁ…?、いるの?
hbc.
な”っ、⁉︎
hsrd.
返事しなくて良いんですかぁ?、彼氏君w、?
hbc.
茶化すなや。も〜…。
そんな事を伝えながら、出来上がったレモンサイダーを渡した。
こやが受け取ろうとしたそれを、後ろから可愛らしく伸びた手が、代わりに受け取った。
inm.
んふ…w、ありがと。
hbc.
どういたしまして。
そう言って、後ろに戻ろうとしたらいは、思い出したようにこっちを振り返った。
inm.
あ、制服似合ってるよ。頑張ってね。
hbc.
…っ、ありがと。
らいの手の中にあるサイダーは、ふわっと弾けた。
俺をひっそりと励ますように。

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