おれの前世は普通の人より遥かに異質だった。
………というのも、おれが異質だったのではない。
親が異質だった。
前世でおれの母さんはおれを産んですぐに死んだらしい。
父さんから聞いた。
父さんはしばらくの間、男手一人でおれを育ててくれた。
…まではいい。
問題は五歳になった時だった。
ある日のこと。
父さんは知らない女性を連れてきた。
…因みに、おれが今偽名で使っている、
“あなたの苗字 あなた”
は前世の名前からである。
あなたの苗字は父さんの姓名だ。
閑話休題。
父さんは再婚したのだ。
数日前に母さんについておれが父さんに質問したからだろう。
それからは少々ぎこちないながらも、血の繋がってない母さんと一緒に暮らしていき、徐々に仲良くなっていった。
小二までは比較的普通だった。__平和だった。
小二のある日の夜。
ガ シ ャ ァ ン ッ
硝子だろうか。
居間から結構離れていたというのにおれの寝室から何かが砕ける音がよく聞こえた。
音が気になり、おれは居間に向かった。
そこでおれが見たのは、
母さんの首を絞めてる父さん、という光景だった。
その後まもなく母さんから力が抜け、手足が宙ぶらりんになった。
ドサッと乱雑に母さんだったモノを父さんは置いた。
………それを見てしまった小二のおれは当然驚くわけで。
そう云ってきた父さんの顔と声はひどく恐ろしかった。
あけましておめでとうございます〜!
今年もわたくしの執筆活動をよろしくお願いします〜!
新年早々、作品内で人を◯してるんだけど、気にしないでね。
一つ裏話。
わたくし、死体表現はどの作品も共通して、意識していたら「モノ」と書いてます。
これはさっきまで生きていた人が今は意識などが何も残ってないタダの「モノ」になった、という意味を自分なりに表しているからです。
それはおいておき。
鐘平瑠璃さん、わざわざ前のサイトからこちらまで来てくださりありがとうございます!
そしてお気に入り20、本当にありがとうございます!
これからも遅筆ですが頑張ります!
次回
19本の糸 犯罪者を犯罪で裁く者













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。