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第10話

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2021/11/03 04:39 更新
閉め忘れた窓の隙間から涼しい風が入ってくる。
(なまえ)
あなた
………朝?
ゴロンと横に転がると鶴蝶さんの顔がすぐ近くに。

………キスまで3cm
(なまえ)
あなた
うわぁッ!?
驚いて鶴蝶さんを突き飛ばしてしまった。
鶴蝶
鶴蝶
うぐッ!?………あなた、なにすんだよ。
少し眠たそうな目を開いた鶴蝶さんが睨み付けてきた。
(なまえ)
あなた
あっ!すみませんッ!
おはよーございます!今日って仕事入ってますか?
少しびびって早口になってしまった。
鶴蝶
鶴蝶
………あぁ、今日は春とお前一緒だぞ?
時が止まったように感じた。
(なまえ)
あなた
ヘッ??……本当ですかッ?
今一番会いたくない人なのかもしれない。

声が震えてしまう。

鶴蝶
鶴蝶
大丈夫だ。今日は確か蘭もいたぞ。
(なまえ)
あなた
良かった。
蘭さんとなら安心だ。

枕の下から携帯を出して蘭さんに連絡をとろうかと思ったら、メールが来ていた。
蘭
ごめ~ん!子供が熱出しちゃった☆
頑張って!
………詰んだ。
(なまえ)
あなた
仕事、いってきます………。
スーツに着替えて、相棒を腰に刺してドアを開けて仕事場に向かった。

空は今にも雨が降りだしそうで真っ暗だった。

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