駿佑『…嶋﨑斗亜の自殺事件』
恭平『…』
駿佑『…ほんまはあれ、犯人がおるんや』
恭平『…っ』
駿佑『…』
俺は、道枝の話を聞いて
唖然とした。
ーーー
あなた『…高橋くんなら、絶対大丈夫』
謙杜『…うん』
そして私達は皆の所へ戻った。
丈一郎『遅かったな』
あなた『宝物、見つけた』
和也『ほんま!?』
流星『どこ?』
謙杜『ここにいる』
その瞬間、皆は首を傾げる。
やっぱり。
あなた『とにかく、早く行こ』
丈一郎『お前らには見えてんの?』
謙杜『うん』
丈一郎『…分かった、行こう』
私達は、すぐ道枝駿佑のいる所へ向かった。
あなた『…高橋くん!』
恭平『…』
すると途中で高橋恭平から電話が。
恭平『全て聞いた』
あなた『良かった』
でも何故か、様子がおかしい。
少し冷たいような。
恭平『…他の奴らの本音も聞かな、意味が無い』
あなた『…え?』
恭平『道枝は、ただ皆の本心が知りたいだけなんや』
あなた『…何を聞いたの?』
恭平『あなたも聞いたら、気持ちが変わるかも』
そう言って電話が切れた。
道枝駿佑の本音、それは思っている以上に苦しいものらしい。
残り時間
30分。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。