このごろ 、リーダー は おかしい 。
私 、幻影 は そう 考えていた 。
ぼう っと している こと が 多すぎる 。
基本的 に リーダー は ぼう っと してる
人 では あった けど 。
〝 あの 動画 〟 を アップ してから
様子 が おかしい 。
〝 あの動画 〟 って いうのは
私達 敵連合 の ヒーロー への
忠告 動画 。
超常解放戦線 。
それは 、私達 の 先輩 に 当たる
人達 が やった 、大戦争 。
とある 本 が 出版 されていて 、
それを 読んだ とき は
鳥肌 が 立った 。
「 あぁ 、こうすればよかったんだ 」 、
そう 思ってしまった 。
でも 、こんなの 気にしない 。
だって 、ここに来る前 は もっと
物騒 だったんだから 。
…… みんな 性格 も 違えば 個性 も
全く 違う 。
喧嘩 だって ある 。でも 、
その中 でも お互い を 信頼 している
って こと が わかる 。
ぱっ と 紙 に 目 を 通せば
今日 やること が のってる 。
動画 を あげて 何もしない 訳 には
いかない 。
まずは ヒーロー の 状況 を 見て 、
自分達 の 力 を 強く する 。
そう言って その 親子 は
歩いて行く 。
1000回 も 再生 されたから と 言って 、
それは 世界 の 1000人 に すぎない 。
顔 が めちゃくちゃ バレている 訳でもない
から 、フード を 被れば バレない はず 。
BOOOOM !!!!!
その 言葉 を 皮切り に 、
みんな 攻撃 を はじめる 。
と いっても 今回 は 注目 を
集める だけ 。攻撃 を 当てたり は
していない 。
たちまち 街 は 大混乱 。
人 は あちらこちら へと 逃げている けど
不協和 の 個性 で うずくまっている人
も いる みたい 。
私 の 個性 は 言うて 使えないし 、
散歩 でも しよう かな 。
そう 思って ふらり と みんな から
離れる 。
階段 を 登って ビル の 屋上 に 行けば
人の波 が ぐるぐる してる 。
なんだろ 、あれ 。
爆発 … と 、雲 かな 、
きっと ヒーロー の 個性 だろう けど 。
大変 そー ……
にこり と 笑って 近づいてくる 。
少し 歪 な 笑み にも 見えるが 、
彼 なり の 精一杯 の 笑顔 なんだろう 。
そう 言って 私 の 隣 に 座る 。
その 直後 、ぼん っ と 爆発音 が
して 、私達 の 前 に 怖い 顔 が 。
爆発 より も 先 に ぎゅん っ と
彼 が 下がる 。
レイン の 個性 、質量増幅 だろう 。
ちらり 、と みんな の 方 を 見れば 、
先ほど 落ちた 男の子 と もう 一人 。
こちら を じっ と 見ていた 。
手 を 軽く 振ってみれば
雲 を ぽわ っ と 出している 。
アジト に 戻って かち っ と
テレビ を つければ 、
さっき の 騒動 は なかったかのように
わちゃ わちゃ と していた 。
きっと あの ヒーロー 達 の せい だ 。
楽しそう に 会話 しているのを
横目 に 、テレビニュース に 映っている
幸せそうな 家族 を 眺める 。
どろり 、と 考え が 濁れば それを
どこか に 追いやる よう に 頭 を 振る
みんな も その 会話 が 聞こえてたのか 、
真剣 な 顔 に なっている 。
でも 、そんな 苦しい のも 、もうすぐ
終わる 。
そう 言って 彼 は 特殊 な 手袋 を
外して 近く に あった 瓶 に 触れる 。
たちまち さら っ と 砂 に なった
それ は 机の上 に 小さな 山 を 作る 。
私達 が 、世界 を 変えるんだ 。























編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!