第49話

曲パロ(akレオ)&番外編について
68
2026/01/26 06:28 更新
本編全く書かなくてごめんなさい!

でもほんとにあきさんのレオが書きたすぎて…

ちなみに鬼長いです(約4700文字くらい)

📣お知らせ📣

これも含めて本編に関係もないものは少しずつ消していく予定です
設定

ak→犬
あなた→飼い主

ちなみに登場人物作るのめんどくさいんで全部同じやつです

場面切り替え多め
あっきぃside


毎日ショーケースの中で過ごしていた

俺を見る人はみーんな気持ち悪がって過ぎ去っていく

『怖い』

この気持ちがどんどん大きくなっていく

このまま俺はこのペットショップで一生を過ごすんじゃないかって

この小さな箱で展示されたままいるのは嫌

そう思っていたある日1つの家族が俺のショーケースの前に来た

その家族の幼い女の子が俺のことを指差して
あなた
おかあさん!この子かあいい!
と言う

なんだこの少女はと疑問に思ったがそんなことよりもこの子なら俺をここから出してくれるかもという思考が勝つ

前の飼い主は最悪だった
〜回想シーン〜
mob.
~~~、今日からここがあなたのお家よ
ak
ワンッ‼︎
初めに今日から俺の家と紹介されたところはすごく広くて綺麗なところだった

されたことはその逆ですごく汚いことだった

俺は所詮飼い主がネットで承認欲求を満たすための道具に過ぎなかったのだ

いろんな人に認めてもらえなかった時は俺のご飯を抜きにしたり俺を真冬に外に出した

結局みんなが可愛いと思うのは一瞬で俺は1年もしないうちに捨てられた

その時つけられた名前は過ごした時間があっという間だったからか身体が覚えていたくないのか今の頭の中にない
ak
ッ...
過去のことを思い出して後悔をする

思い出すたびに苦しかった日々が甦ってくるから

しばらく先ほどの少女を見れず足元を見ていたが気づけば少女は目の前に居ず両親と共に店員さんと話をしていた

帰り際に俺の方へきてこう言う
あなた
またね!おいぬさん!
この言葉の意味が今の俺にはわからなかった
数日後あの親子がまたペットショップに来た

それで俺のショーケースの前でしゃがみ込む
あなた
おいぬさん!きょぉ(今日)からあなたのかぞく!
家族か...

家族という言葉に少し引っ掛かりつつも何故かこの親子たちは俺を道具として見ていない気がした
その後会話を聞いていると少女はあなたという名前らしい

すごくいい名前...

俺の名前はッ...
mother.
お名前、何にする?
あなた
うーん...
あなたはしばらく目を瞑り腕を組もうとしながら考え込む

少し腕が綺麗に組めてないところが可愛いと思ってしまった

あなたは数分考えたらあっ!という顔をする
あなた
あっきぃ!あっきぃにする!
father.
じゃあ今日からあっきぃだな
あなた
あっきぃ!よろしくね!
まだこの人たちが俺を道具として見ていない確証はない

でも信じれる気がする
ak
ワンッ‼︎
mother.
じゃあ早速あっきぃと遊んでくる?
あなた
うん!!あっきぃいこ!!
ak
ワンッワンッ‼︎
今日から毎日のように庭で遊んだ

俺と同じ小さな手で撫でてくれる

小さい身体でぎゅっと抱きしめてくれる

転げまわってくすぐり合って服が汚れて怒られたこともあったっけ...w

雨の日は家で戯れあったりもした

気づけば俺はあなたのことが大好きになっていた
あなた
ずっとそばにいてね!
あなたが言うならずどんなときもずっと傍にいるに決まってるじゃん
あなた
あっきぃ!
いつでもあなたがつけてくれた「あっきぃ」という名前、しばらく悩んでつけてくれたことずっと忘れない

あなたはさ俺にとって
あなた
今日学校でね!〜ーー〜
嬉しい時も
あなた
うぅッ...泣
悲しい時も

傍にいると決めた大事な人なんだ
もちろん時間が経てばあなたも俺も成長していく

ショーケースにいた頃に比べてすごく大きくなった

でも成長する毎に俺との時間は減っていく

小学生の頃は毎日遊んでいたのに対して中学生では週末だけ、高校生にならば月に1回遊んでくれたら良い方だった

今のあなたは大学生、犬とずっと遊ぶのは友達に馬鹿にされてしまうかもしれないから道理にかなっているとは思う

けど、でも、
ak
(悲しいなぁ...w)
今日はあなたが友達とご飯を食べに行く日、というか飲みに行く日

いってきますというあなたの声が聞こえて窓の方へ行く

窓から外にいるあなたを見ると家の前で楽しそうに話していた

何故か外は夜なのにそこだけ明るく見えた

男女数名でわちゃわちゃとしている

その仲良くしている人たちは今まで見たこともあるし家でも聞いたことあるけどその中に好きな人いるんじゃないかって思うんだよね

だって少し前までは全くつけていなかった香水、鼻の利く俺には辛い匂いがする

この辛いは構ってくれなくて辛いのかそれとも、大好きなあなたが取られちゃうのが怖いのか...

今日"も"帰りは遅くなるんだろうな

毎日のようにあなたのいない部屋で寝る

そして毎日あなたが俺と遊んでくれたり俺を飼い始めたときの夢を見る

今日は初めてあなたと出会った日の夢だった
まだあなたはあっきぃって呼んでよッ…

1個前の飼い主がつけてくれた時とはまた違う大切な名前

呼んでくれないのも遊んでくれないのも寂しいし悲しい

けど、何があってもずっと傍にいるって決めたから
あなた
お母さん、お父さん、私来週から夫…〇〇さんと同棲します…/
mother.
お正月とお盆には帰ってくるのよ笑
father.
今日はご馳走だなw
ak
ッ…
少しだけ…ほんの少しだけ歯を食いしばった

目がうるっとしてくる

本当は喜ばしいことなのに喜べないよッ...

下を向きながら勝手に気持ちを落としていたらあなたの「あっきぃ...?」という声でハッと我に帰る
あなた
あっきぃ...おいでっ!(手を広げる
ak
ワンッ‼︎
俺は今出せる最大の声で返事をしてあなたの胸へと飛び込む

久しぶりのことで涙腺が緩む
あなた
寂しくなるねぇ
あなた
ちゃんと帰ってくるから安心してね!(ナデナデ
最後に俺を撫でて離れていく

多分これが俺の中で最後なんだなって悟った

十数年生きているからそろそろ寿命が来るのだ

きっと今日でお別れか…

もう体力はほとんど落ちて遊ぶことはできないけど
ak
(最後にさ...会えたから...ねぇ...幸せだよ)
あなたが家を出てから2週間が経とうとしていたときだった

俺の意識はすでに朦朧としている

ここはどこだろ...

病院かなぁ...いや、家を出てないから家...か...w
ガチャッ
誰かが勢いよく部屋に入ってくる音とあっきぃと呼ぶ声が聞こえる

誰だろ...

お父さん...かな...
????.
あっきぃッ!!
力を振り絞ってよく聞いてみるとその声は女の人の声だった

お母さんかな...
ak
ッ...!
違うこれはお母さんじゃない

あなたの声だ

俺が聞きたかったあなたの呼ぶ声

久しぶりだな...
あなた
あっきぃ!だめッ!まだ、まだ行かないでッ、!泣
そんな声とは裏腹に俺の意識はどんどん遠のいていく
あなた
あっきぃッ!泣
お願いもう泣かないでッ

あなたがつけてくれたこと大切な名前だからもう泣かないでよッ
あなた
やだぁッ!あっきぃッッ!泣(ギュー
小学生の頃とは大きさの全く違う手と身体で俺のことを抱きしめ撫でる
あなた
あっきぃッ!あっきぃッッ...!
ああ...あなたがつけてくれた名前で良かったな...

『あっきぃ』っていう言葉選びも響きも全部大好きだから、大切だから

1人じゃ何もできずご飯もまともに食べれなくなってしまったせいで昔のことを思い出す

もう眠いのに苦しくてもっと眠くなっちゃうじゃん...w
ギュッ
ak
ッ...!
そんな眠気を払うように今までで1番強くあなたが抱きしめる

でも眠気が吹っ飛んだのは一瞬で、すぐに現実に戻されてしまった

眠いのにまだあなたといたいから最後まで苦しくてももがいて足掻いて...
あなた
ごめんねッ...
その言葉にハッとする

ごめんって何?あなたは何も悪いことなんてしてないよッ...
あなた
もっと遊んであげればよかったッ...笑
泣いているのか笑っているのか表情はわからない

でもそんなことも気にせずあなたは言葉をどんどん続ける
あなた
最低だよねッ...
あなた
もう犬を飼う資格なんてないよねッ...
あなた
絶対ッ...あっきぃのことッ...忘れないからッ...!泣
俺は弱いけど力強く首を横に振る

忘れないで

犬飼う資格なんてないわけがないから...

どうか俺のことを忘れないでッ...

また新しい誰かに名前つけてあげてッ...









俺は静かにもう開くことのない目を閉じた
あなたside



今日は私が実家で飼っていたあっきぃという犬の命日

毎年この日とあっきぃの誕生日の4月12日には仕事が忙しくても平日でも必ず実家に帰ってくることにしている

その日には親も気を遣ってくれているのか、あっきぃが謎に気に入っていたじゃがいもの料理が出てくる

テレビとかでじゃがいもの話題になった瞬間に飛びついてたなぁ...w

今でも忘れない

あの日私には犬を飼う資格なんてないって言ったときあっきぃは最後の力を振り絞って違うよって教えてくれたよね

あのとき大学で好きな先輩見つけて正直その先輩のことしか考えていなかった

でも結局先輩とは何も起こらなかった

だからただあっきぃを悲しませちゃってたんだね

涙が出そうになった時に目の前にたくさんのじゃがいも料理が出てきた
mother.
食べなさい(悲しそうに笑う
あなた
いた...だきます
パクッ
まずは1番手前にあったものから食べる
mother.
美味しい...?
あなた
うんッ...!おいしッ...いッ!泣
声が涙ぐんだ声に変わった

食べ進めるごとに口にはじゃがいもの美味しさと、もうあっきぃはいないんだという事実に駆られる
ブーブー(スマホが鳴る)
スマホが鳴り通知を見てみると大学生の頃のいつメンのグループラインが動いていた

最後に会話をしたのはもう何年も前なのに...

何かあったのかな...
トーク画面
tg.
『ねーねー道端に子犬が落ちてたんだけどさー...(写真)』
kty.
『捨てられちゃったのかな...』
tg.
『拾ってくださいって書いてあるからそうだと思う...!』
at.
『それがどうしたんだ?』
tg.
『捨てられてるのも可哀想だしとりあえず拾ったんだけど俺仕事が忙しくて育てられなさそうなんだよね...』
pr.
『俺ぴのいるから無理やわ』
mz.
『俺ペット飼えないマンションなんだよなー...』
kty.
『僕も...』
at.
『飼おうと思えば飼えるけど遠いんだよなー...』
既読が早いのはこのグループらしくてほおが緩む

みんな飼えないのか...

この場所...私のいま住んでる家の近く...

私は考える前に手が勝手に動いていた
あなた
『私、飼う』
そう送ると「ほんと!?」と送られてくる

その後いろいろなことを決めスマホを閉じる
mother.
あなた...(あなたの涙を拭く
あなた
えぇ...?
まだ拭かれてない方の頬を触ると濡れていた
子犬を受け取る日私は家でそわそわしながら、でも静かにみんなを待っていた

今日はもちろん平日だから夫は仕事、あっとくんは偶然休みが取れたからこちらの方に来るらしい
ピンポーン
無声音が部屋中に響く

緊張しながらもみんなをお出迎えするために玄関へ向かった
  



ガチャ
mz.
おじゃましまーす
pr.
初めてきたけどこの家めっちゃでかいやん...
tg.
子犬配達しにきましたー!
at.
お前たち落ち着けー
kty.
さむっ...
個性豊かだなぁと感心をする

みんな数年前と変わらず楽しそうで心がほっこりする
tg.
これ子犬さんね!
あなた
ありがと〜!めっちゃ可愛い!
その子犬は写真で見るよりも小さく可愛らしかった

きゅるっとした丸い目と黄色っぽい毛並みがあっきぃを彷彿ほうふつさせる
tg.
じゃあ俺らもういくねー!
あなた
じゃあね!ニコッ
みんなを笑顔で送る

でもその笑顔は自分でも空っぽな笑顔だってわかる

ちらっと子犬の方を見る

私に怯えているようで震えているように見えた

私はそっと子犬の方に近づく
あなた
こんにちは
返事は来ないって知ってる

でも小さくわんっと鳴きこんにちはと返された気がした
あなた
おなまえは?(指でくすぐる
指で頬をくすぐるとすりすりと気持ちよさそうにする
あなた
名前どうしよっかな
腕を組み目を瞑ってうーんと考える

そういえばこの子男の子か...






『~~~』

この名前が急に頭の中に来た

あっきぃのときと同じように

子犬を箱から出して膝の上に乗せる
あなた
今日からよろしくね"あきら"っ!!

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