第20話

15話.ほんの少しの勇気。
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2025/06/03 14:59 更新
うらたぬき side
俺はまた、一人旅を始めた。
…はずだった。
あほの坂田。
うらさん、疲れた
うらたぬき
じゃあ休む?
やまだぬき
あ、お団子のにおいがするポン!
なぜか道中こいつらに会って、それからは二人と一匹で旅をしている。また、平和な日々だ。
正直言うと、一人にならなくて済んだことに結構な安堵感を覚えている。ほんの少し一人の時間はあったものの、ほとんどの時間を仲間と過ごすことができている。
あほの坂田。
あ、ほんとだ!団子のにおいだ!
うらたぬき
お前ら動物かよ
やまだぬき
動物だポン
あほの坂田。
精霊だって動物でしょ
うらたぬき
坂田くんの回答が小学生なんだけどw
あほの坂田。
違いますよ
あほの坂田。
俺はれっきとした大人の精霊ですー!😝
うらたぬき
…あー、もういい。
こいつに意味を理解してもらうのはもうあきらめよう。
うらたぬき
あ、でも、ほんとにお団子屋さんはあった
うらたぬき
何味にする?
あほの坂田。
あんこ!
やまだぬき
ペット用のお団子頼んでほしいポン!
うらたぬき
俺は…ごまでいっか。
うらたぬき
すみませーん
店の奥に声をかけると、灰色の髪を胸のあたりまで伸ばした、若い女性が出てきた。
???
はーい
うらたぬき
ごま一つと、あんこ一つと、あとペット用のお団子も一つください
???
わかりました!
少し経って出てきた団子は、つやつやしていて、味もとてもおいしかった。
値段が割に合わないくらいだ。
うらたぬき
うまっ!?
あほの坂田。
え、何この団子!めっちゃうまい!
やまだぬき
このお団子、お姉さんが作ってるポン?
???
そうよ、私が作ってるの。
うらたぬき
すごくおいしいです、また寄りたいくらいだ。
???
そう…嬉しいけど、それはできないかもしれないわ。
あほの坂田。
なんかあるんですか?モグモグ
うらたぬき
飲み込んでから話せよ…
???
ふふw実はね、今月末にはお店を閉じて、嫁ぐことになっちゃったの。あなたたちが次ここを訪れるときには、もういないと思うわ。
うらたぬき
そうなんですね…
???
折角だし、もう一つくらいどう?材料使い切らなきゃいけないのにここら辺全然人通らないからさ、サービスするよ。
うらたぬき
え、いいんですか?
あほの坂田。
ありがとうございます!
やまだぬき
ありがとポン!
???
喜んでくれたみたいでよかった。…はい、どうぞ
あほの坂田。
やったー!うらさん、食べる?
うらたぬき
え、食べたい。俺のも一粒食っていいよ
あほの坂田。
んお、おいし!
うらたぬき
あんこもなかなかいいな…
やまだぬき
(´~`)モグモグゴックン
やまだぬき
おいしいポン!
???
…ねえ。
うらたぬき
はい、なんですか?
???
あんたら、付き合ってんの?
あほの坂田。
ファッ!?////
うらたぬき
ええっ!?
急に話しかけられたと思ったらそんなことを聞かれるので、とても驚いた。
耳まで真っ赤になる坂田くんと、信じられない、というような声を出す俺。さぞかし不思議に思われた事だろう。
とその時、やまだぬきが彼女の耳元で何かをささやいている。
やまだぬき
コショコショ
???
…ふう~ん。へえ~。
何かとニマニマしながら俺らの顔を覗き込んできた。
うらたぬき
…あの、どうしたんすか?急に
???
いいえ、何でも?だけど…ふーん、そうなのか~
???
あ、そうだ。私の名前を伝えておこうかな?
あほの坂田。
え?
流石に気まずいと思ったのか、話題を方向転換してくる。
???
わたしは、
ラベンダー
ラベンダー・ラベンダー。まあ、好きなように読んでよ!
うらたぬき
俺はうらたぬき。そのペットがやまだぬきで、そこの赤いのが坂田だ。
あほの坂田。
ラベンダーが二つなんですね!
ラベンダー
うん。もうすぐ、片方のラベンダーとはお別れなんだけどねw
やまだぬき
そっか、さっき嫁ぐって言ってたポン…
うらたぬき
ていうか今月末って来週じゃないか?
全員
…ほんとだ。(-ラベンダー)
切り方変でごめんなさい!もうすぐ日が変わっちゃうので(←)、いそいでとうこうしています!
毎日投稿七日目なので、明日からは睡眠時間確保等のため浮上が極端に少なくなり、十日くらいまでほぼ浮上無しだと思います!特に九日は無理ですね、家にいないので!
あ、でも、家にいる限りあかりのきもちはできる限り投稿し続けようと思いますし、最近Pixivも書き始めたので!
…いや、今週中に一話投稿できるか分かんないですけど。


名前はぷりしょと同じで灯です!ぜひ見つけてくれるとありがたいです!
それでは、おつリズム~!

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