第7話

STORY6
307
2024/07/25 13:02 更新

【るぅとSIDE】




昨日、無事村に到着して、とりあえず宝箱とかを漁り、装備を整えた。



今日はいよいよモンスター狩りへ行くらしい。



僕は宿屋のロビーで剣を手に取り、最終確認をしていた。





橙
それにしてもこのゲーム、ホントに剣しかないんやな
橙
RPGだから魔法とかあってもおかしくないと思うんやけど
黄
大胆な設定ですよね



その代わり、僕らは“ソードスキル”という物が使える。



いわば、必殺技みたいなものだ。



ほんの少しタメを入れて、スキルが立ち上がるのを感じたら、スパーンと打ち込む感じらしい。



そうすると、ダメージが大きく入る。



…けど、正直全然分からない。



なんですか、スパーンって((




桃
ジェル、るぅと、準備できたか?


宿屋の出口からさとみくんが顔を覗かせる。

橙
おう、いつでも大丈夫やで!




ジェルくんが答えるのを聞きながら、僕は立ち上がる。







外では、ころちゃんと莉犬がソードスキルを立ち上げる練習をしていた。




青
っ、よっしゃ、いけた!


ソードスキルが発動したのか、赤く光る武器を片手にころちゃんが歓声を上げる。

赤
え、待って、俺出来ない!!ヤバい、死ぬかも!!!


莉犬が焦りながら剣を振り回す。

青
大丈夫だって、それだけ剣振り回しとけば絶対当たるから
赤
俺はソードスキルが使いたいんだよぉ~
赤
てか重い!この剣!
青
それは分かる
桃
おい、行くぞ~…ってか、なーくんは?
青
あ、なーくんならもうすぐ…あ、ビンゴ


ころちゃんの視線の先には、物を両手いっぱいに抱えたなーくんの姿が見えた。


紫
ただいまー
橙
え、何いっぱい持っとん?
紫
ん?あぁ、HP回復のためのポーション買いに行ってて
紫
いっぱいあった方がいいでしょ?
紫
あと、一人3瓶は必ず常備しててね
黄
ありがとうございます!!


僕はお礼を言いながら、なーくんからポーションを受け取る。



ポーションは赤色の瓶で、太陽に照らされきらりと光っていた。




桃
じゃ、まずは第一層の攻略だ
桃
ボスの部屋まではさすがに行かないが、そこら辺の雑魚敵をたくさん倒してレベリングしようと思う
紫
了解!
赤
う、戦えるかなぁ…
黄
このゲームって、結構難しいらしいですよ
赤
うわ、るぅちゃん!!始める前からそんなこと言わないで!!!
黄
ははっww
青
とりあえず剣で切りまくればいいんでしょ?
橙
そうやな
桃
HPが半分を切ったらとりあえず逃げる事
桃
それから、スイッチする事
黄
スイッチって?
桃
攻撃を代わる代わるに行うことだよ
黄
あ、じゃあペア決めてた方がいいんじゃないですか?
桃
それもそうだな
紫
じゃあまずは公式ペアで良いんじゃない?
桃
嗚呼。ころん、俺の背中は頼んだぞ!
青
頼まれましたぁー!
紫
ジェルくん、頑張ろうね!
橙
おう!なーくんとだったら百万力やで!




そんな言葉が飛び交う中。


赤
るぅとくん、俺の事守ってね…?
黄
僕の事は守ってくれないんですかw?
赤
いや、守るけど!絶対るぅちゃんの方が強いじゃん!!!
黄
いや、莉犬も強いですってw
黄
ん…まぁ、分かりました
黄
莉犬は僕が守ります!!!
赤
やっぱるぅちゃんなんだよなぁ!!!




いや、これだったらペア決めた意味ないじゃんw




ま、いっか☆








プリ小説オーディオドラマ