第7話

STORY6
279
2024/07/25 13:02 更新

【るぅとSIDE】




昨日、無事村に到着して、とりあえず宝箱とかを漁り、装備を整えた。



今日はいよいよモンスター狩りへ行くらしい。



僕は宿屋のロビーで剣を手に取り、最終確認をしていた。





それにしてもこのゲーム、ホントに剣しかないんやな
RPGだから魔法とかあってもおかしくないと思うんやけど
大胆な設定ですよね



その代わり、僕らは“ソードスキル”という物が使える。



いわば、必殺技みたいなものだ。



ほんの少しタメを入れて、スキルが立ち上がるのを感じたら、スパーンと打ち込む感じらしい。



そうすると、ダメージが大きく入る。



…けど、正直全然分からない。



なんですか、スパーンって((




ジェル、るぅと、準備できたか?


宿屋の出口からさとみくんが顔を覗かせる。

おう、いつでも大丈夫やで!




ジェルくんが答えるのを聞きながら、僕は立ち上がる。







外では、ころちゃんと莉犬がソードスキルを立ち上げる練習をしていた。




っ、よっしゃ、いけた!


ソードスキルが発動したのか、赤く光る武器を片手にころちゃんが歓声を上げる。

え、待って、俺出来ない!!ヤバい、死ぬかも!!!


莉犬が焦りながら剣を振り回す。

大丈夫だって、それだけ剣振り回しとけば絶対当たるから
俺はソードスキルが使いたいんだよぉ~
てか重い!この剣!
それは分かる
おい、行くぞ~…ってか、なーくんは?
あ、なーくんならもうすぐ…あ、ビンゴ


ころちゃんの視線の先には、物を両手いっぱいに抱えたなーくんの姿が見えた。


ただいまー
え、何いっぱい持っとん?
ん?あぁ、HP回復のためのポーション買いに行ってて
いっぱいあった方がいいでしょ?
あと、一人3瓶は必ず常備しててね
ありがとうございます!!


僕はお礼を言いながら、なーくんからポーションを受け取る。



ポーションは赤色の瓶で、太陽に照らされきらりと光っていた。




じゃ、まずは第一層の攻略だ
ボスの部屋まではさすがに行かないが、そこら辺の雑魚敵をたくさん倒してレベリングしようと思う
了解!
う、戦えるかなぁ…
このゲームって、結構難しいらしいですよ
うわ、るぅちゃん!!始める前からそんなこと言わないで!!!
ははっww
とりあえず剣で切りまくればいいんでしょ?
そうやな
HPが半分を切ったらとりあえず逃げる事
それから、スイッチする事
スイッチって?
攻撃を代わる代わるに行うことだよ
あ、じゃあペア決めてた方がいいんじゃないですか?
それもそうだな
じゃあまずは公式ペアで良いんじゃない?
嗚呼。ころん、俺の背中は頼んだぞ!
頼まれましたぁー!
ジェルくん、頑張ろうね!
おう!なーくんとだったら百万力やで!




そんな言葉が飛び交う中。


るぅとくん、俺の事守ってね…?
僕の事は守ってくれないんですかw?
いや、守るけど!絶対るぅちゃんの方が強いじゃん!!!
いや、莉犬も強いですってw
ん…まぁ、分かりました
莉犬は僕が守ります!!!
やっぱるぅちゃんなんだよなぁ!!!




いや、これだったらペア決めた意味ないじゃんw




ま、いっか☆








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