【るぅとSIDE】
昨日、無事村に到着して、とりあえず宝箱とかを漁り、装備を整えた。
今日はいよいよモンスター狩りへ行くらしい。
僕は宿屋のロビーで剣を手に取り、最終確認をしていた。
その代わり、僕らは“ソードスキル”という物が使える。
いわば、必殺技みたいなものだ。
ほんの少しタメを入れて、スキルが立ち上がるのを感じたら、スパーンと打ち込む感じらしい。
そうすると、ダメージが大きく入る。
…けど、正直全然分からない。
なんですか、スパーンって((
宿屋の出口からさとみくんが顔を覗かせる。
ジェルくんが答えるのを聞きながら、僕は立ち上がる。
外では、ころちゃんと莉犬がソードスキルを立ち上げる練習をしていた。
ソードスキルが発動したのか、赤く光る武器を片手にころちゃんが歓声を上げる。
莉犬が焦りながら剣を振り回す。
ころちゃんの視線の先には、物を両手いっぱいに抱えたなーくんの姿が見えた。
僕はお礼を言いながら、なーくんからポーションを受け取る。
ポーションは赤色の瓶で、太陽に照らされきらりと光っていた。
そんな言葉が飛び交う中。
いや、これだったらペア決めた意味ないじゃんw
ま、いっか☆












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。