耳元で物音が微かに聞こえる。
頭が起きたばかりでまだぼんやりしていて
状況を理解するのに時間がかかった。
やっと目を開けて物音の正体を探そうと
周りを見渡すと、それは携帯から鳴っていた。
私はその携帯の画面を見て
絶句してしまった。
あなたのci呼び方さんの声が耳に入った瞬間、
目が一気に覚めて頭がぐるぐる回る。
彼の冷かすような声に
そう呟くと電話越しに笑い声がした。
少し拗ねたように言う彼に
何も言えなくなる。
そんな沈黙の後、
あなたのci呼び方さんが何気なく呟いた。
思わず声が出てしまった。
お泊まりとか一緒に寝るとか、
つい想像してしまった。
これから先しないことはないだろうけど、
想像するだけで顔が熱くなる。
私の異変に気づいたのか、
慌てて訂正しようとするあなたのci呼び方さん。
そう言いながら枕に顔を埋めた。
そう即答する彼に頭が真っ白になる。
ゆっくり息を吸って声を出した。
自分でそう言ってしまった後、
顔が熱くなっていくのがわかる。
あなたのci呼び方さんは疑心暗鬼の様子で
ずっと私に問いただしてくる。
私が少し呆れたように言うと
慌てて話し始めた。
そう素直に伝えると電話の向こう側で
騒ぐあなたのci呼び方さんの声が聞こえてきた。
いつもは余裕そうに見えても
この無邪気な喜び方で年下なんだと強く感じる。
喜怒哀楽がわかりやすくて
可愛くも見えてきてしまう。
あなたのci呼び方さんの声が時間が経つにつれて
段々とぼんやりとした声になっていく。
恥ずかしいけど私のせいで
昨日は寝ていないみたいだし当たり前だ。
あなたのci呼び方さんの声を聞いてから
そっと電話を切った。
限リボで東京遠征するので次の話から
いつも通りの頻度であげられる自信がないです!
誤差はせめて1日、2日とかに収めるので
そこだけお願いします🙇🏻♀️












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。