…
返答はない。
ため息をつきながらノックして部屋に入る。
案の定、ショッピお嬢様はベットで眠っていた。
もしかしてお嬢様方は朝に弱いのだろうか?
それとも皆さんで夜更かしして何かなさっている?
どちらにせよ私が改善しなければ…
早起きは三文の徳って言いますからね!
_グイッ
突然、寝ているショッピ様に腕を引かれる。
そのままベッドに強制的に引っ張られた私は、ショッピ様に抱きしめられる形になっていた。
これ寝相なんですか…?
少し声のボリュームを上げるも、
寝返りを打たれただけだった。
どうすれば起きるかな…
それに起きたときこれだと誤解を生んでしまうのでは…?
えっと…えっと
あ、競馬好きなんだっけ…?
あ、起きた。
ふい、とそっぽを向いて言うショッピ様。
真っ赤になって食ってかかられた。
ぐいぐい押されて、部屋の外に追い出されてしまった。
お嬢様に言うことを聞かせるには、ある程度の信頼関係が必要なはず。
…大丈夫でしょうか
次は…オレンジ色の扉か…
確か八女…第八令嬢、末っ子の方だ。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。