第2話

幼少期
41
2024/04/28 07:36
これは、私が五歳の頃の話
莉央(幼少期)
莉央(幼少期)
母さん?父さん?
父
莉央!来るんじゃないっ!!
母
逃げなさいっ!
莉央(幼少期)
莉央(幼少期)
やだっ、やだやだ独りにしないで!
この日は私の誕生日だった…
人生で一番最悪な誕生日…
私はこの日、両親をなくした。
母
神代!莉央を連れて逃げなさい!
神代
神代
了解いたしました
神代
神代
さあ行きますよ
莉央(幼少期)
莉央(幼少期)
嫌ぁ!母さん!父さん!
私は執事の神代に連れられ別荘へと移動した。
父の会社の人間が家にやってきて父と母を刺したらしい。
父は優しく、母は、穏やかな人だった。
神代
神代
お嬢様、お嬢様には只今より貴月財閥の社長として過ごして頂きます。
莉央(幼少期)
莉央(幼少期)
あぁ、そうだね…
沢山泣いた。
泣いて泣いて泣いて、やっと立ち直った。
そんな時犯人が捕まった。
顔を見た時、怒りが収まらなかった。
殺してやりたいほど憎かった。
莉央(幼少期)
莉央(幼少期)
人というのは醜いな…
私は5歳ながらにしてそんなことを思った。
神代
神代
しばらくの間、御影様の御宅で過ごすことになります。
莉央(幼少期)
莉央(幼少期)
そうか…
玲王がいるんだね。
神代
神代
ええ。自宅の方の片付けが終わりましたらまた今までの家で過ごせますから。
莉央(幼少期)
莉央(幼少期)
そうだね
両親のいない静かな静かな家に帰るのか…
それならば、玲王と一緒にいたいなぁ。
莉央(幼少期)
莉央(幼少期)
っつ ポロポロ
神代
神代
お母様とお父様をお守りできず申し訳ございません。
莉央(幼少期)
莉央(幼少期)
神代、貴方のせいじゃないでしょう?
(なまえ)
あなた
はいっ!!ここで過去編終わります!
中途半端な終わり方でごめんね~。
もっと頑張ります!!
(なまえ)
あなた
ちなみに、莉央(現在)は白宝高校に通っています!

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