次の日から私は学校に行かなくなった
もうあそこに居たら
気がおかしくなってしまいそうで
どこか壊れてしまいそうで
私は“逃げた”
毎日放課後には先生が来た
先生が来たからと言って私が変わるわけじゃない
ソユンがいる限り、あの学校には通えない
両親は学校に行かなくなった理由は知らない
問い詰められたが答えなかった
答えても“無駄”だと思った
なぜか
それは学校側が○めを
帳消しにしたからだ
これでどちらも普通の学生扱い
○めなんてなかったかのように扱われる
だから無駄だと思った
両親は疑問を持つ
当たり前だ。
学校側に調査を入れたところ
私がソユンに○められてるところを目撃した複数人の生徒によって
学校側とソユンへの罰が下った
当時私の担任をしていた先生は解雇、
ソユンは転校となった
ソユンがいなくなったから大丈夫だと思った
でも、
違ったんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。