第39話

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2026/02/27 13:25 更新











その言葉は、予想のどこにもなかった。




『僕の恋人として過ごしてほしい』
與那城さんの声が、頭の中を何度も駆け巡る。



與那城奨
與那城奨
恋人の距離感とかそういったものは…
與那城奨
與那城奨
1日じゃどうにもならないと思うから

(なまえ)
あなた
あの…私でいいんでしょうか
與那城奨
與那城奨
もちろんだよ


あまりにも迷いがなくて、戸惑ってしまう。


私より與那城さんに似合う人なんて
きっといくらでもいるのに。


(なまえ)
あなた
與那城さんさえよければ…
與那城奨
與那城奨
ありがとう、助かるよ



こんなにあっさりと…
私は二週間だけ與那城さんの恋人になるらしい。


もちろんフリだけど。 


恋人のように過ごしながら、與那城さんへの気持ちを
隠さないといけないなんて


そんな器用なこと、私に出来るだろうか。





與那城奨
與那城奨
今日の休みは予定ある?
(なまえ)
あなた
いえ…特に何も
與那城奨
與那城奨
じゃあ、さっそくだけど
與那城奨
與那城奨
買い物に付き合ってもらいたいんだけど
いいかな?
(なまえ)
あなた
はい…
與那城奨
與那城奨
必要なものを揃えよう


與那城奨
與那城奨
それと








與那城奨
與那城奨
名前で呼んでもいいかな?
(なまえ)
あなた
え…はい、もちろんです

與那城奨
與那城奨
じゃあ、食べたら出かけようか
(なまえ)
あなた
はい…





めまぐるしくて、頭が追いつかない。


とりあえず食べて、部屋に戻ろう。
一人にならないと整理できない。


急いで口に詰め込む。













與那城奨
與那城奨
あなた











與那城奨
與那城奨
口に付いてる…




伸びてきた指先が、そっと触れる。


すぐに離れていったのに
私は息が止まったまま動けない。


触れられたところが熱い。


(なまえ)
あなた
ごちそうさまでした……



逃げるように立ち上がり、そのまま部屋へ戻る。


ドアを閉めて、背中を預けた。



自分の名前を呼ぶ與那城さん甘い声が響いて
頭がクラクラする。



みんなが名前で呼んでも
與那城さんは絶対に呼ばなかったのに。



全て自分に都合よく受け取ってしまいそうになる。







……無理


二週間も、こんなのが続くなんて。





頬に触れると、まだ熱が残ったままだった。














ひーさんさん、愛奈さん、ばすすすすすさん
スポットライトありがとうございます😭
♡もありがとうございます!

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