分かってた。
僕はずっと滑稽な生き物だってこと。
僕はずっと手に負えない生き物だったってこと。
僕はずっと誰かに愛されていたかったこと。
僕はずっと、僕のあらゆる空白を埋めてくれる
そんな存在が欲しいと思っていたこと。
ヨンジュニヒョンも、スビニヒョンも
僕の身体を壊そうとすることに一生懸命すぎて
僕の意思なんて微塵も通そうと思ってない…
でも、ふたりの言葉ひとつひとつに
いちいちドキドキして
いちいちきゅんってなって
いちいちナカ締めちゃうし
いちいちイっちゃう。
快感を無限に得ようとしてる僕も、わるい。
僕はもう、自分でも分かるくらい
原型を留めるなんて不可能だった。
ヨンジュニヒョンとスビニヒョンに
めちゃくちゃにされるのがうれしかった。
僕の大切な部分をふたりに
たくさん壊されてくことが、
しあわせで仕方なかったの。
僕は朦朧とする意識の中で
その声と、その空気と、その言葉を
ゆっくりと見つめた。
その代わり、息ができない。
ヨンジュニヒョンの手が、
さっきまで僕のナカでいっぱいだった
スビニヒョンのまだ大きなモノに触れていた。
ヨンジュニヒョンの手が動く度に、
ビキ♡ビキ♡ってさらに大きくなっていく
スビニヒョンのアレ。
僕は頭の中がハテナマークでいっぱいで
呼吸の仕方を忘れることに精一杯だった。
ドサッ、とベッドの軋む音が隣で聞こえて、
僕は無意識に目を逸らした。
いや、見ていられなかった。
視線は外せても、
声は鮮明に僕の鼓膜に届くから。
どろどろとした何かが僕の身体中を
侵食していくみたいになって
僕は固まることしか出来なかった。
なにが、おきてるの……
ベッドが上下に激しく揺れる。
ぱちゅ♡ぱちゅ♡と言う水音と
ふたりの荒い息遣いが聞こえてきて
頭がおかしくなりそう。
なにこれ、夢?現実?なにこれ?なにこれ、?
さっきまでふたりは
僕のことだけを見ててくれた。
僕のことだけを愛してくれた。
なのに、どうしてそんなに一瞬で
それが消えちゃうの。
…………ねえ。
僕の、僕の何にも満たされていないこの空白を
ふたりが埋めてくれるんだって期待した、
僕が悪者なの?
このまま死んでしまいたい。














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!