第13話

❄️
526
2022/11/10 14:19



モヤモヤした気持ちのまま待ち合わせ場所まで来てしまった。


行くのを一瞬躊躇ったけど、チケットももったいないしドタキャンも申し訳ない。


はぁ、と1回ため息をついてから既にスビンくんが見える場所に足を進めた。







『ごめんね、おまたせ、!』


🐰「ううん、待ってないよ。行こっか?」


『うん、』





今、きっとちゃんと笑えてない、
スビンくんを嫌な気持ちにさせちゃう。









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soobin side



楽しみにしてたあなたちゃんとの水族館。
あなたちゃんも楽しみにしててくれていた、はずなんだけど、。



表情がどこか曇っていて無理に笑っているようなあなたちゃん。





🐰「…あなたちゃん大丈夫?元気ない、?」


『え、?あ、ううん!大丈夫、』


🐰「…もしかして、嫌だった?」


『いや!そうじゃなくて、』






もしかしたら楽しみじゃなかったのかも、と思い聞いてみると、そっぽを向いてしまったあなたちゃん。






『……昨日スビンくんが女の子といるの見ちゃって、彼女なのかなとか思ってて、それで、』


🐰「…」





昨日、、たしか昨日はヌナに買い物に付き合ってもらった。





🐰「ふは」


『な、なに笑って、』




若干涙目になっているあなたちゃん。
おまけに顔を赤らめる姿にドキッとする。




🐰「ごめんごめん、それ僕のヌナだよ」


『え、お姉さん、?!』


🐰「そうそう」


『私、勝手に勘違いしてた、』


🐰「あなたちゃん やっぱり面白い。ほら、行こ?」






あなたちゃんの手を引いてメインの水族館へ。





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