いじめが終わった
やっと楽になれる
そう思った
なのに
「あなたさんもう大丈夫だよ」
「無理しなくていいからね?」
「「これから私達/僕達/俺達が守ってあげる!」」
なんで皆優しそうにするの?
なんで優しく接してくるの?
なんで"最初から味方です"みたいな顔してるの?
今まで散々無視したくせに………
いじめが終わるまで私の味方は誰一人いなかった
皆皆私のこと笑ってた
私の事は居ないもの扱いされた
先生も見放されて
今まで相手にしてなかったのに
発覚した途端みんなみんな手のひら返しして
あの時絶交した友達も
そばにいて私を抱き締めている
何なの?
何が目的なの?
気持ち悪い
気持ち悪い気持ち悪い!!
私にどうしてほしいの?
犠牲者ぶらないで
近寄らないで!気持ち悪い!
この性格ブス。死ねばいいのに
お前なんか大嫌いだ!!!
そんな優しい言葉掛けたって
いじめられた人の心は簡単に消えないんだよ
むしろ信用を無くしたから悪口に聞こえるよ
なんなら皆の間にできた傷は何日経っても塞がらないよ
だって誰一人私を助けてくれなかった
そんなのと仲良くなりたくない
友情ごっこなんか出来ない
そう思ったけどどうにもできなかった
もし言ったらまたいじめられるから
怖い………
だけどこのまま学校生活を続けたくない
『だったらそいつらにあなたがされたことをやり返したら?』
ふと私の中で声がきこえた
私の声に似た声
『貴方がやらなかったら私がやってあげる』
そう聞こえた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。