そして放課後になり…
(疲れた〜…早く寮に帰りたい…あっ!)
ジャック〜!
うおっ、なんだ、あなたか…
どうしたんだ?
えっとね、お願いがあって…
一回でいいから、狼姿のジャックを触らせてくれない…?
は?
お願い!
っ…しゃーねぇな。
一回だけだぞ?
ありがとう!
ずっと触ってみたかったんだ!
…ここじゃあれだし、俺の部屋に行くか。
そうだね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サバナクロー ジャックの部屋
ああー…
(超モフモフ…癒される…)
ガルル…
寝たい…
…
💤…
ガウ?
…
ジャックが元に戻る。
なんだ、寝てんのか…
💤…
…
(ここ最近、寝れてなかったのか?)
(目の下にクマが…)
(…仕方ねぇ、オンボロ寮まで運ぶか)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オンボロ寮にて…
(ベットは…ここか)
💤
よく寝てんな…
(…あなたが起きるまでここに居よう)
(夕飯でも作ってやるか…)
ーーーーーーーー
んっ…
あ、起きたか?
あれっ、ジャック!?
どうしてここに…
あなたが俺の部屋で寝ちまったから運んだんだよ。
あっ、ごめんね…
大丈夫だ。それより、夕飯作っといたんだが…
勝手にキッチン借りちまった。すまない。
いや、全然!
謝らなくていいよ!
ていうか、夜ご飯作ってくれてありがとう!
何作ったの?
んっと…サラダと肉炒めとスープだな。
おー!
早速食べてもいいかな?
ああ。冷蔵庫にあるから取ってくる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これだ。
ありがと〜!いただきまーす…んっ!
美味しいっ!
そうか?それなら良かった。
じゃあ、俺はこれで…
あっ、ちょっと待って!
あの…もう少し、ここに居て欲しいな…
…別にいいぜ。
本当!?
ありがとう!
(これは…期待しても、いいんだよな…?)
一方、その頃サバナクローでは…
おいラギー、ジャックは?
それが、どっか行っちまって…
ア"?探し出せ。
ええっ!?
別にいいじゃないっスか!?
今日はジャックに話があるんだよ。
ええ…って言っても、どこにいるか分かんねーし…
アイツのことだから、オンボロ寮にでも居るだろ。
ああ…
(確かにジャックくん、あなたくんに好意丸出しっスからな〜)
いつ告るんだろ〜…
早くいけよ、ラギー!
はぁい…
結局、ラギーがオンボロ寮へ向かうが、その頃ジャック達がお取り込み中だったので話しかけるのをやめたラギーだが…
そのせいでレオナにクソほど怒られたとさ。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!