(話の導入が雑ですが物語の雰囲気を感じてもらえたら
良いので、あまり何も考えず呼んでください)
私の名前はあなたの名字あなたの名前、この春から此処
ぶどうヶ丘高校に転入する高校3年生だ
今日は入学式!と言うか始業式か?
今日の始業式に合わせて杜王町に来たから
みんなと同じタイミングから学校に通える!
多分ぶどうヶ丘中学からそのまま上がってきてる人が多いから周りは皆んな知り合い同士なんだろうな
私みたいな転校生が馴染めるかどうか…
ワクワクと不安を抱えながらも始業式の会場である
体育館に向かった
そもそも何故私が高校3年生という微妙な時期に
転入してきたのかというと、それにはキチンとした
理由がある
私は元々此処に住んでいて、私が幼稚園年長のときに父が死んだ
元々母は私を産むときに死んだらしいので
父と二人暮らしだった私は一人になった
父が死んだ後東京に住んでいる祖父母の家で
暮らすことになったのだが
父は自分の両親、私の祖父母と仲が悪かったため
そりゃあもう死ぬほど歓迎されていなかった
虐待などは受けていないしご飯も食べさせてくれるし
学校にも行かせてくれた、でも会話が一切ない
常に家の空気は重く呼吸するたび体が重くなる
学校での居心地もなんとなく悪いし、やはりいきなり
知らない土地に移動したら精神的にもしんどい
人見知りだったし友達もできなかったから
高校生らしいことは恐らく一つもしていない気がする
とても嫌われているし私は早く家を出たかった
だから高校生になったとき"高校の最後の一年からは
地元で暮らす"とその時初めて祖父母と喋った
元々最後の1年は地元で過ごしたいと思っていたから
ちょうど良かった
私に早く出て行って欲しかった祖父母は喜んで
この申し出を受け入れてくれた
そしてある程度の金と荷物を持ってこの杜王町に無事
帰ってきたと言うわけだ
ザッと思い返してみればこんなものだ
いやぁ、始業式長かった長かった
校長の話が長いのなんのって、長すぎて昔のこと
思い出しちゃったよ
クラス分けも終わり、軽く自己紹介をすることに
といっても周りは殆ど友達や知り合いがいる人ばかり
端の人から順番に自己紹介をしているので
自分の番が来るまで暇な私は控えめに欠伸をする
本当に申し訳ないんだけどこういう時ってめっちゃ
眠くなっちゃうよね…ごめんなさい
クラスに一人はこういう元気な人はいた方が良いよね
程々に感想を胸に残しながらみんなの自己紹介を
右から左に聞き流していた、しかし
ふと視界に映ったものに目を奪われる
次に自己紹介をするその人だけ飛び抜けて顔が整っているのだ
周りの女子も少しソワソワする人が居るくらいには
どうやら人気らしい
そんなことを全く気にせず自己紹介を始めようと
その人が話し始めた
礼儀正しくお辞儀をする姿は真面目な優等生を
感じさせる
花京院典明くん、か…なんだか珍しい名前だから
一番最初に覚えられそうだな
お洒落な前髪してるし
偶然花京院くんと目があったので軽く会釈をする
すると相手もニコッと微笑んでくれた
うーん、人気ありそうだな、あの優しげな顔立ちが
なんとも女子をざわつかせそうな感じだ
…そう言えば昔よく預けられてたお家の兄弟
めちゃくちゃ顔が整ってる子ばっかりだったな
あの子達元気にしてるかなぁ
祖父母は近くに住んでいなかったし仲も悪かったので
父は仕事に行く時、幼稚園がない日私は隣の家だった
豪華な家に預けられていた
でももしかしたらこの学校に居るのか?
確か私と同い年の子も居たし…でもあんなお金持ちな
お家ならこんな普通な学校来ないか
色々と考えていたらいつのまにか自分の番が来た
私はその場に立ち上がって自己紹介をする
最後にお辞儀をして自己紹介を終わった
もう一度自分の席に座る
私で自己紹介が最後だったため先生が次の話を始めた
あー、なんか高校生活最後だから特別なのかな
高校ってあんまり席替えとかなさそうだし
でも今の高校生舐めたらダメだ、普通に喋るぞ授業中
そう言うわけで席替えをすることになったが
私は元々窓側の一番後ろから一つ前の席だったので
移動する必要がなかった
クラスの人数の関係で一番後ろの席2つは空くらしい
結局窓側の後ろの方の席が良いのよね、別に教師から
見えやすくてもちゃんと勉強してるから全然問題ない
みんなが移動している間窓の外を眺めていると
声をかけられた
なんと声をかけてきたのは先程印象深かった
花京院くんだった
突然話しかけられて驚いたが笑顔で対応する
そう聞くと花京院くんはもうすでに隣に座りながら
と、恥ずかしそう…よりも悲しそうに言った
私は申し訳なくなり、話題を変える
話題を変えたは良いものの全く柔らかい雰囲気に
なりそうな質問が出来ず気まずくなってしまう
会話が上手くできない私は焦ってペコペコと謝った
てか本命居たのね
良かった…見た目の印象通り優しい人だ
折角隣の席になったのだから友達になりたいと思い
軽く持ちかけてみると花京院くんはニコッと微笑んで
答えてくれた
もうすでに友達だと言うように言われて
優しい人も居るものだなと初めての友達が出来たのが
とても嬉しく感じた
二人でニコニコしていると、周りも席替えが終わった
らしく先生が話し始めた
その後は1年間の大雑把なスケジュールの説明と
受験生だから気を引き締めろ的なやつなど先生の
長話が続いた
そして話が終わり始業式のため早めに下校することに
皆んなそれぞれの友達と帰って行く
私も帰ろうとカバンを持って席を立ったとき
花京院くんに話しかけられた
えっ!これはもしかして帰りに寄り道して遊ぶとかが
できてしまうのでは!?って思ったけど…
初めての友達との下校というものに憧れて
OKの返事をしようとしたが、思いとどまる
両手を合わせ頭を下げて断る
花京院くんは愛想よく受け入れてくれた
私は花京院くんに手を振って別れの挨拶をしながら
教室を出た
そして急いで校内から出て校門をくぐり
ある場所へと足早に移動する
本当は用事なんか一切ない、ただ花京院くんは多分
"家まで送るよ"とか言ってくれるタイプだと推測して
一応今は断っておいた
なにせ私には
公園の草陰に隠しておいた自分の荷物を見て
大きなため息を吐く
転入する時の手続きの紙は祖父母が書いたから
住所とかどうしたのか私は知らないけど
無事学校に通えているから気にしていない
私は今日より約2週間前に此処に来た、無事に来れたのは良いのだが祖父母に適当に放り出されたせいで
杜王町に家がない状態である
お金もそれほど持っていないし、コインランドリーや
銭湯代、食事代に使っているから家を借りるほどの
お金は残っていない
ネカフェを利用しようにも毎日使ってたらお金が
どんどん無くなっていくからそれなら公園で野宿
した方が安いのかと思い今に至る
でもバイトするにも住所とか書かなきゃいけないし…
もう詰んでるとしか言いようがないよね
今はなんとか運良く警察から隠れて過ごせてるけど
見つかるのも時間の問題だしな…
今は昼だから少し寝て夕方になったらコンビニに
ご飯買いに行くか
私は欠伸をしながら公園のベンチに座り目を閉じた
だんだんと頭がふわふわしてきて数分もしないうちに
完全に眠りに落ちた…
To Be Continued












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。