第32話

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2026/05/24 11:00 更新















       ガンッ






あなた
あっぶないなぁ⋯⋯⋯







   振り下ろされた拳を

   咄嗟に刀で受け止めながら息を吐く



   これ、本当は東堂を狙った

   攻撃だったってことだよね



   ────東堂が私と位置入れ替えて無かったら

   東堂確実に死んでたな




   もし東堂の防御が間に合わない攻撃が来たら

   即座に私と位置入れ替えろ、

   私なら防げるから

   ────って前々から言ってて良かったよ






東堂 葵
悪い、マイシスター
東堂 葵
直前まで背後を取られていることに気付けなかった
あなた
いや、別に気にしないで
あなた
今のは対処出来なくても無理は無い







   ────まぁ、特級・一級を複数体確認、

   だったら一級だけじゃ無くて

   特級が複数体居てもおかしくは無いか






あなた
東堂、一応近くに雑魚が何体か残ってる
あなた
そっち祓って来て
あなた
コイツの相手は私がやるから
東堂 葵
なるほど、ここに居ると俺は邪魔なようだな







   年下の指示聞いてくれるのはありがたいね



   別に呪具だけで祓おうと思えば出来るけど、

   コイツは時間掛かりそうだから

   東堂に雑魚の相手をやらせて

   私がその間に術式行使でぶっ飛ばす方が早い




   東堂が残った呪霊の元に向かうのを

   横目で見送ってから、

   前の特級に向き直った






あなた
⋯⋯⋯さて
あなた
私はこの後予定が二つあるんだよ
あなた
急いでるからさっさと死んでくれない?







   5分以内で片付けるつもりだったのに、

   面倒な奴が出て来やがった



   まぁどうせ五条なら赫一発で

   10秒くらいで終了なんだろうけどさ



   アレ周りの環境破壊凄いじゃん


   私みたいにもうちょっと穏便に行こうよ



   てかマジでさっきから

   ずっと殺気放ってくるのムカつくんだけど


   自分の方が強いみたいに見せつけて来んな






   刀の呪具を仕舞い、手ぶらの状態になる






あなた
────《解》







   普段は弱く見せるために抑えている呪力を解放



   術式を展開する




   動き回られると面倒なため、

   強めの殺気を浴びせた










   ──────が、

   殺気なんてお構い無しに予備動作ゼロで

   腕を振り回して来る




   軽く後ろに跳んで回避すれば、

   そのままの流れで回し蹴りを一発






あなた
───《改》







   呪霊の躯体が揺らいだところで、

   手を向け、事前に展開させていた術式を

   食らわせた




   目の前の特級呪霊は、

   声も上げずにゆっくりと倒れて行く









   ─────地面に倒れた

   を見つめ、

   暫くしてから東堂の元へ向かった























あなた
東堂~
あなた
そっち終わった?
東堂 葵
あぁ、どれも二級以下だったな
東堂 葵
そっちはどうだったんだ、マイシスター
あなた
別に問題は無かったよ






あなた
────ただ
あなた
ここは負の感情が特別発生する場所でも無ければ彼奴は何の呪物を取り込んだ訳でも無い
あなた
そんな場所であれだけ強力な個体が出て来るなんて普通は有り得ないね
東堂 葵
何かしら裏があると?
あなた
私はそう思う
あなた
でも現段階では全然情報が無いから様子見しか無いかな







   何となく、嫌な予感がする




   何事も無ければ良いんだけどね






あなた
さ、予定より遅れたけど手合わせする時間は十分あるし、京都校行こうか







   本当は5分以内に片付ける予定だったけど、

   特級が出しゃばってきたせいで

   予定をちょっとだけオーバーしてしまった




   それでもまぁ別にまだ時間はあるし

   さっさと京都校へ行って手合わせを

   終わらせよう






   ────この後私は更に別の用事があるからね














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