恭平side
大橋「あれぇ?みっちー電話つながらへんねんけど!」
高橋「あ〜、今丈くんが電話してるので、笑」
西畑「なぁなぁ、丈くんの次、俺でええ?」
大西「え〜、次は俺やって!」
長尾「じゃあ、みんなで一緒にしたらええやん」
ライブ初日が近づいている、初夏のころ。
忙しくて、なかなかお見舞いに行けていない。
やから、こうしてみっちーと電話したり、している。
みっちーは、今回のライブには参加できない。
なにふぁむには、体調不良で活動休止と発表した。
あえて、病気のことは公表しなかったんやって。
絶対に完治すると、信じて疑わないから。
俺らも、その気持ちは同じやった。
長尾「なぁ恭平!みっちーと電話しよ〜!」
そう言って、謙杜がスマホの画面を見せてきた。
笑っているみっちーの姿が、目に映る。
道枝「あっ、恭平!やっほ〜!」
どんな状況に侵されていても、みっちーは笑顔で。
回復する日を信じて、ただ待ち続けている。
みっちーが笑っているのに、俺らが落ち込むのはちゃうなって、思って。
大丈夫。未来は、絶対に明るい。
そう信じていないと、不安で押しつぶされてしまいそうやった。











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!