ピコン
初期設定から変更されていない簡素な通知音が鳴る
その通知音は唯一安定して“彼”と連絡を取りあえる端末から聞こえてきた
上司と研究者に連絡を入れ、端末を手に取り通知の内容を確認する
…“彼”が十分程のボイスメッセージを送ってきたようだ
この前より少し短いな、と思いながらボイスメッセージを開く
通信〚No.¿¿¿¿〛記録内容
こんばんは、夜分遅くに失礼するよ
新しい担当のあなたの彼に呼ばれる名前…くん?ちゃん?
そういえば聞き忘れてたね……とりあえずくんで呼ぶね
嫌だったらごめんね
あ、そうそう…
『あけましておめでとうございます』
キミ達の世界は年越しなんだろう?
お目出度いね、キミ達がまた生きて齢を重ねた
キミ達はすぐに……何でもないよ
キミ達と私とでは力も時も場所も違うからね、ただそれだけ
今日はおしゃべり…あ、お話しって言った方が良いのかな?
まぁそれはおいておいて、取り敢えずよろしくね、あなたの彼に呼ばれる名前くん
じゃあ、〚1:00〛にまた会おう
…今日の担当が、本当にキミかは知らないけれど








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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。