第17話

ショタ執事くん過去編③
240
2024/04/14 09:00 更新
《翌日 夕方》
過去のあなた
過去のあなた
お母さんお掃除終わったよ!
母親
ありがとう〜!
ぼくのお母さんは花屋で働いてて、お父さんは銀行で仕事をしてる
ぼくは毎日お母さんのお手伝いをしてる
母親
あなたのカタカナで名前は本当に出来る子ねぇ〜
過去のあなた
過去のあなた
えへへっ!
母親
……ねぇ、あなたのカタカナで名前
過去のあなた
過去のあなた
?なぁに?
母親
私が居なくなっても、私の分まで生きてね
過去のあなた
過去のあなた
この時ぼくは上手く笑えていたかわかんないけど、そのお母さんの言葉が、シアワセ崩壊の合図だった
翌日、お母さんがいなくなっていた
お母さんは行方不明になった
それからぼくはお父さんとの二人暮しになった
お母さんがいなくなっても、お父さんはぼくに問う
父親
お母さんの役に立てた?
と、最初は意味がわからなかった
だけど、これは息子に暴力を振るう理由を作っていたと今ならわかる
「お母さんはもういないよ?」


とぼくが返すと、お父さんはこう言った
父親
お母さんがいねぇならお前はもう彼奴の役には立てねぇ
父親
役に立てねぇクソガキは懲らしめねぇとなぁ?
過去のあなた
過去のあなた
いッッッ!!!
父親
うるせぇ!黙れ!
ドゴッ
過去のあなた
過去のあなた
ぐあッ…
過去のあなた
過去のあなた
ッ…ゴホッゴホッ…ゲホッ、ゴホッ…!
父親
お前が女に産まれればよかったんだよ!
父親
なのに!男で産まれてきやがった!
父親
なんて親不孝なんだよ!クソガキが!
こと時は頭がグルグルして、体がフワフワして、何も考えれなかった
ただ1つ感じたのは、「いたい」っていうものを感じてた…ずっと、ずっと……
《数年後 崖っぷち》
過去のあなた
過去のあなた
もう、死んでいいかな
過去のあなた
過去のあなた
お母さん、ごめんね
過去のあなた
過去のあなた
ぼく、お母さんとの約束、守れなかったや…
過去のあなた
過去のあなた
さよなら、この世界…
???
おやおや、キミ、死ぬのかい?
過去のあなた
過去のあなた
?はい…
???
なら…天使にならないか?
過去のあなた
過去のあなた
……へ?

プリ小説オーディオドラマ