평소입니다.
夢主がカフェ店員の設定です!!
カラン、とドアベルが鳴る音で、私は顔を上げた。
レジの前に立っていたのは、やはり彼だった。
少し照れたように言う声も、もう聞き慣れている。
私がカップを用意し始めると、
彼はいつもの席、
窓際のカウンターに腰を下ろした。
最初は偶然だった。
次に、挨拶を交わすようになって。
その次に、天気の話をして。
気づいたら名前も知っていた。
そして今は。
カップを置くと、彼は小さく笑った。
その一言で、
胸があったかくなる。
周りには他のお客さんもいる。
だから声は低く、
距離は近すぎない。
でも、彼がカップに手を伸ばす時、
私の指にほんの一瞬、触れた。
視線を逸らしながら言うその仕草がずるい。
彼は立ち上がって、レジに戻ってくる。
私は少しだけ迷って、笑った。
レシートを渡す時、
彼は小さく言った。
その言葉が、
今日1番甘かった。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。