ユジンはオーリーに謝る事にした。だけど、オーリーがユジンの事を避けるかのように、上手く逃げていた。ユジンは耐えきれなくなり、友達のブライアンにオーリーを放課後の体育館倉庫に呼んでくれと頼んだ。ブライアンは困惑したが、ユジンに限って、オーリーに対して、悪い事をしようという状態は思い浮かばないので、同意した。
15:47 体育館倉庫にて
オーリーは先に体育館倉庫に着いていた。
ブライアンを待っていると、いきなりユジンが入ってたきて、オーリーが逃げれないように、体育館倉庫の鍵をかけた。
カチャ
ユジンが謝ったものの、オーリーの表情がどこか悲しい
ユジンは許して貰った事が嬉しいのか、思わずオーリーに抱きついた
二人は仲直りした。
だけど、オーリーは違った、、、オーリーにとっては、今日の仲直りの方が昨日の出来事より嫌だった。
オーリーはあのキスが嫌じゃなかった、、、もしろ好きだった。昨日は動揺して、逃げ出しちゃっただけ、今日だって逃げなきゃ、ユジンに心臓の音が聞こえてしまうくらいユジンが近づくたびにドキドキしてたから。
だって好きな人からのキスだもん。嫌がる訳がない。
オーリーは、高校生1年の時からユジンが好きだった。
友達としてではない。恋愛として。だけど、絶対叶わない恋だとオーリーはわかっていた。だから、ユジンとは友達として続けた。だけど、昨日の出来事でちょっと期待してしまったのだ。
オーリーの部屋には、自分の泣き声だけが響き渡っていた。
そのあとの二人は、元通りの日常に戻った。
オーリーは、ユジンとこのまま友達を続けられるなら元通りになった方が良いと思っていた。しかし、オーリーがユジンの思いが叶わなくなるばかりか、オーリーにとって、もっと絶望的な事が起きた。
オーリーは、なんでそんな事を聞いたのだと自分に問いかけた。なぜなら、もしも本当にユジンに彼女ができたとしたら、この質問をした自分の首を締めることになりそうだったから。
オーリーは、心が打ち砕かれた気がした。チャンスすら無くなったんだとひどく頭を打たれた気分だった。
だけど、辛いのはユジンには"偽"の笑顔を見せなきゃいけない事。
辛いのは、好きな人が違う人と付き合って、思ってもいない"おめでとう"を言わなきゃいけない事。
この前の出来事で、目が腫れるくらい泣いたのに、今回はどれくらい泣けば良いんだろうとオーリーは、ぼーっとしながら、家まで歩いてた。オーリーは、いつも笑顔で、元気で、皆を気遣える人だった。
だから、尚更外では泣けなかった。
続く














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。