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第19話

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2026/01/24 15:50 更新
セツ
…マルバス先生
マルバス・マーチ
わっ…びっくりした
勝手に部屋に入ってこないでよ…
セツ
…先生
僕が成仏したらどうするんですか?
マルバス・マーチ
どうするって?
セツ
だって先生はさ
僕の事引きずってるじゃん
マルバス・マーチ
っ…そ、れは……
セツ
先生…あのね……
僕の事引きずらないで
マルバス・マーチ
…うん
セツ
先生の困る顔が辛い…
マルバス・マーチ
ごめん…ごめんね……
ポロポロ
セツ
っ……
ダッ












マルバス先生とのラブストーリー

それは予想通り

いざ始まればひとり芝居だ僕だけの芝居だ

ずっとそばにいたって

結局ただの観客だ

感情のないアイムソーリー

それはいつも通り

慣れてしまえば悪くないけど

マルバス先生とのロマンスは人生柄

続きはしない一緒になれないことを知った分かってた

もっと違う設定で生徒と教師じゃなくて

もっと違う関係で同僚で

出会える世界戦

選べたらよかった

もっと違う性格で同い年で

もっと違う価値観で近づければ

好き伝えられたらいいな言えればよかった

そう願っても無駄だから
セツ
グッバイ
マルバス先生の運命のヒトは僕じゃない

辛いけど否めない

でも離れ難いのさ

その髪に触れただけで

痛いやいやでも

甘いないやいや
グッバイ
セツ
それじゃ僕にとってマルバス先生は何?
答えは分からない

分かりたくもないのさ

たったひとつ確かなことがあるとするのならば
セツ
君はマルバス先生が綺麗だ好きだ
誰かが偉そうに

語る恋愛の倫理

何ひとつとしてピンとこなくて

飛行機の窓から見下ろした

知らない町の夜景みたいだ


もっと違う設定で生徒と教師じゃなくて

もっと違う関係で学友として

出会える世界戦

選べたらよかった

いたって純な心で

叶った恋を抱きしめて
セツ
好きだとか
無責任に言えたらいいな
そう願っても虚しいのさ叶わない

グッバイ

繋いだ手の向こうにエンドライン

引き伸ばすたびに

疼きだす未来には

マルバス先生はいない

その事実にCry

そりゃ苦しいよな

グッバイ

それじゃ僕にとってマルバス先生は何?

答えは分からない

分かりたくもないのさ

たったひとつ確かなことがあるとするのならば

マルバス先生は綺麗だ

それもこれもロマンスの定めなら

悪くないよな

永遠も約束もないけれど
セツ
とても綺麗だ大好きだ

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