やりきった私たちは、控え室でだべっていた。
コーチは少し笑ってから、
それからコーチとたくさん話をした。これまでのことや、役者をやっていて大変なこと、コーチは今何をしているのかということだ。
そして話しているところで、控え室のドアが開いた。
お姉ちゃんが入ってきた。
私はお姉ちゃんを自分の横に呼んだ。
しばらくお姉ちゃんと話していると、スマホに着信が入った。
『控え室行っても良い?』
賢二郎くんからだった。
そんな会話をしながら私は賢二郎くんに、
『今お姉ちゃんもいるし、みんないるからむしろ来て欲しいくらい!待ってるよ〜』
と送った。
そしたらすぐに既読がついて、
『これから行く』
とだけ返ってきた。
私は溢れ出るニヤケを抑えることができないまま、共演してくださった他の方々に挨拶をした。
賢二郎くんがドアを開けて顔を覗かせながら私に聞いた。
賢二郎くんは後ろを振り向いて誰かに話しかけた。
私が賢二郎くんの方を覗くと、そこには予想外の人物たちが。
私は思わず叫んでしまった。
その声を聞いて、真っ先に駆けつけた人が1人。
なんて言ってるひよちゃんは口ではそういいながらも満更ではなさそうな顔をしている。
私たちは笑った。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!