第18話

七不思議⑨
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2025/08/31 02:01 更新


ディアナとの日々は楽しかった。


俺はその時だけ、年相応の子供になれたと感じた。



なのに、ディアナは突然消えた。



父は、ディアナが消えた日の俺の顔をみて笑った。



「お前も失ったのか、、、京華よりソイツのが大切だったか」



「本当に俺にそっくりだなッッ忌々しいッ」



「京華はお前を罵るだろうな」



「自分より大事な人がいるのってな」



「お前も滑稽だな」


父はそれだけ言うと、孤独へとまた深く進んだ。



俺は心底どうでも良かった。


母が罵っていようが、もうほんと、どうでもいい



俺は何度も何度も絵を描いた。ディアナが俺の絵を褒めに来てくれるようにと何度も何度もそして、俺が手に入れたのは
何百、何千と描かれたただのゴミだった。


俺の夢は、画家なんかじゃない



俺は、ただディアナと一緒に居たかったんだ。























俺は父の意思を継ぎ、孤独へと進んだ。






あなた
どうして天使像はあの人に作られたと思ったんだい?



gr
gr
あの人の彫刻の腕は本物だゾ。俺はずっと
見てたから分かるんだゾ

ずっとあの人の作品を見てたんだゾ。


あの人が俺から消える前に作ったのが天使像だった。





天使像の側に置かれた手紙には……、











あなた
あの人は君の望みを聞いてくれなかったんだ




あなた
君は、あの人さえいたら良かったんだろう?




あなた
君は、別に寄り添ってくれる人なんて必要無かった。




あなた
ディアナさえいれば良かったんだろう?



gr
gr
…何故知っているんだゾッ



gr
gr
あの手紙は俺とディアナしか知らないはずだ




gr
gr
何故知っているんだゾッ



グルッペンは徒桜の次の言葉を待っていた。



やっと、ディアナの情報が知れるのだ。



黑乱の力を使ってまでも見つけることが出来なかったのだ。





 
あなた
簡単なことだよ



徒桜は意味深な笑みを浮かべながら、答えた。



あなた
その場に私がいたからだよ






あなた
トントン、らっだぁの口もう押さえる必要は無いよ



rd
rd
え、言うの、、


らっだぁは少し気まずそうに私に聞く。


rd
rd
でも、あなたはディアナさんのこと…、




gr
gr
らっだぁさん早く言ってくださいッ


















rd
rd
__ディアナさんはあなたの〝親〟なんだ





gr
gr
ディアナは今どこにいるんだゾッッ



グルッペンは徒桜の両肩を掴む。



あなた
、ディアナは…



グルッペンの手を掴み上げて
tn
tn
わからん


徒桜の言葉に被さるようにトントンは言った。


tn
tn
誰もディアナさんの行方は知らん



gr
gr
じゃあ、何故ッ


gr
gr
トン氏はディアナのことをッ



tn
tn
知らん、俺はただ頼まれただけやから



トントンは昔の記憶を呼び起こした。





あの日は、星が一等美しい日やった。




ディアナさんは自身の腕の中に眠るあなたを抱えながら、
俺に言った。




ディアナ
ディアナ
この子を守って



その一瞬だけ、俺は彼女の瞳の中に映った。





膝から崩れ落ちるグルッペンに近づき、徒桜は言った



あなた
提案をしよう!



あなた
私に依頼する気はないかい?



gr
gr
ディアナはもうッッ


グルッペンは、希望を失ったのかもうこちらを見ない。





あなた
何度も言うが、夢を持つのは美しい



あなた
その為の努力はより君を美しくするよ



あなた
断言しよう…ディアナは生きている



あなた
私の身内がこんなに美しい私を置いていくなんてことないに決まっているだろう?



その時見せた顔は、ディアナの面影が残っていて、グルッペンは思わず徒桜を引き寄せた。



gr
gr
_ッディアナ



その時の声を徒桜は聞き逃さなかった。その時の顔を見た者は何を思ったのだろうと…、



gr
gr
…依頼するゾ、ディアナに会わせてくれ


懇願するように消え入りそうに言うグルッペンとは反して


あなた
勿論だとも!!


と溌剌とした返事をした。













後日




コンコン



再び、美術室の扉が叩かれた。



あなた




あなた
其処に座り給え、今お茶を淹れよう





零
一応、これで七不思議編は最後になります!!



零
次の話もお楽しみに!



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