ディアナとの日々は楽しかった。
俺はその時だけ、年相応の子供になれたと感じた。
なのに、ディアナは突然消えた。
父は、ディアナが消えた日の俺の顔をみて笑った。
「お前も失ったのか、、、京華よりソイツのが大切だったか」
「本当に俺にそっくりだなッッ忌々しいッ」
「京華はお前を罵るだろうな」
「自分より大事な人がいるのってな」
「お前も滑稽だな」
父はそれだけ言うと、孤独へとまた深く進んだ。
俺は心底どうでも良かった。
母が罵っていようが、もうほんと、どうでもいい
俺は何度も何度も絵を描いた。ディアナが俺の絵を褒めに来てくれるようにと何度も何度もそして、俺が手に入れたのは
何百、何千と描かれたただのゴミだった。
俺の夢は、画家なんかじゃない
俺は、ただディアナと一緒に居たかったんだ。
俺は父の意思を継ぎ、孤独へと進んだ。
ずっとあの人の作品を見てたんだゾ。
あの人が俺から消える前に作ったのが天使像だった。
天使像の側に置かれた手紙には……、
グルッペンは徒桜の次の言葉を待っていた。
やっと、ディアナの情報が知れるのだ。
黑乱の力を使ってまでも見つけることが出来なかったのだ。
徒桜は意味深な笑みを浮かべながら、答えた。
らっだぁは少し気まずそうに私に聞く。
グルッペンは徒桜の両肩を掴む。
グルッペンの手を掴み上げて
徒桜の言葉に被さるようにトントンは言った。
トントンは昔の記憶を呼び起こした。
あの日は、星が一等美しい日やった。
ディアナさんは自身の腕の中に眠るあなたを抱えながら、
俺に言った。
その一瞬だけ、俺は彼女の瞳の中に映った。
膝から崩れ落ちるグルッペンに近づき、徒桜は言った
グルッペンは、希望を失ったのかもうこちらを見ない。
その時見せた顔は、ディアナの面影が残っていて、グルッペンは思わず徒桜を引き寄せた。
その時の声を徒桜は聞き逃さなかった。その時の顔を見た者は何を思ったのだろうと…、
懇願するように消え入りそうに言うグルッペンとは反して
と溌剌とした返事をした。
後日
コンコン
再び、美術室の扉が叩かれた。













![[参加型?]空の上で最後の遺言を、](https://novel-img-gcs.prepics-cdn.com/prcmnovel-tokyo-prod-converted-images/p/fLidrLhRSUUik4ZkTr7M83BhU0V2/cover/01KCTXMWS5RZ2WT40YN9XJ0C3Y_resized_240x340.jpg)



編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。