珍しく … って言ったら失礼だけど 、
太陽が真上に昇っている時間帯に
机について書類仕事をしている 壬氏 。
水蓮 と一緒に部屋の掃除をしていたら
壬氏 が楽しそうに話しかけてきた 。
東宮さまと公主さまが大変だったという話は
壬氏 伝いに私の耳にも入ってきた 。
… 私は何故かここから出してもらえないから
詳しい事はあんまり知らないが 。
欄干に舞いのっている埃を慣れた手つきで
叩き落としていたら 、
急に 壬氏 が堪えきれないといった風に笑い出した 。
悦に浸っている様子で笑う 壬氏 に
流石の私も背筋に悪寒が走ってしまった 。
私の " 片割れ " はもしや特殊趣味なの … ?
でも 壬氏 に全く興味の無い女の子 … か 。
私も気になるなあ 、 その女の子のこと 。
会って話してみたいな 。
一度芽を出した欲は収まる筈なくて 。
気づいたら頭の中で考えていた事が
そのまま口から出てしまったらしい 。
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!