六兆年と一夜物語 あなたと色んな参加勢
名も無い時代の集落の 名も無い幼い少年の
誰も知らない おとぎ話
生まれついた時から
として その身に余る罰を受けた
夕焼け小焼け 手を引かれてさ
でも 本当は 本当は 本当は
本当に寒いんだ
死なない 死なない
誰も知らない おとぎ話は
夕焼けの中に吸い込まれて消えてった
吐き出すような暴力と 蔑んだ目の毎日に
君はいつしかそこに立ってた
話しかけちゃダメなのに
僕の居場所は何処にもないのに
手を引かれてさ
君がもう子供じゃないことも
慣れない他人(ひと)の手の温もりは
ただ 本当に 本当に 本当に 本当のことなんだ
やめない やめない 君はなんでやめない?
見つかれば殺されちゃうくせに
雨上がりに忌み子が2人 夕焼けの中に吸い込まれて消えてった
日が暮れて 夜が明けて
遊び疲れて 捕まって
知らない 知らない 声が聞こえてさ
僕と君以外の全人類
抗う間もなく手を引かれてさ
夕焼けの中に吸い込まれて消えてった
と
知らない知らないあの耳鳴りは
おまけ 歌詞ドッキリ「君が飛び下りるなら」
ひまじん
ピコン
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。