城に住み始めてからしばらくして…
目の前に、刀……
夜中におやつを求めて城を彷徨ってたら、明らかな日本刀が5本くらい倉庫に置いてある…!
これは、全世界の剣道部が、真剣を使って稽古をしたい。そう思ったよね???(((圧)))
2本手に取って、振り回しても大丈夫な広間に向かう。
よし、ちょっと思い出すか。
そう思い、私は刀を手に取り、習ってきた流派を思い出しながらイメージの敵をぶっ飛ばしていく。
あ~、育ちの鹿児島で伝わってきた地元の型、
『示現流』、他の習ってるのに+αで何年か習ったけど、「チェストォォォ!!!!!」がうるさすぎて、公園で練習してたら近所の人に怒られたなぁ。
二刀流に憧れて習った『二天一流』、かっこいいから家で練習したら電灯ぶっ壊したなぁ〜。
新選組が使ってたらしい『天然理心流』の使い手だった、同じ道場に通ってた同級生、イケメンだったなぁ……。
後で女の子って言われてどれだけショックだったか……
そう思いながら、
私の中で100人を倒したところで、
バッと振り返ると、まりもくん改めロロノアが階段に座ってこちらを見ていた。
し、死なないといいな……
神速、消える動きと名高い『駒川改心流』で何とか相手をしている。
剣道界のあだ名が『合成剣』になってまでいろんな流派を吸収し続けたけど、競技はルールが多くて、やっちゃ駄目なこともあり、実戦的なのは使えないこともよくあった。
なので、実戦でこうやって使えて、無駄じゃなかったなぁ…と思えた。
なんかこっちに来てから体軽いし、刀も重いはずなのに軽く振れる。
私は狐ではなくゴリラになったのかもしれない。
にしても、木刀で戦ってるのにこいつゴリラすぎだろ…!!
うまく受け流さないと木刀だめにしてイケオジに怒られる……
ここで決着をつけなければ…!!
邪道だけど、体力切れちゃうからごめん!
昔かっこいいから習得した片手取回転投げを使ってロロノアを転がす。一瞬の隙を狙って、
木刀をロロノアの首に押し当てて、戦いを終わらせる。
ロロノアは解せぬ。みたいな顔をしているし、
息がキレ気味だけど、今はそれどころじゃない!
一瞬考えたロロノアだけど、すぐに立ち上がって、教え始めてくれた。
その日は夜明けまで稽古をしてましたとさ……
後日…イケオジさんの部屋にて、
今度は人型で土下座をしている。
え♡もしかして、あんなことやこんなこと…♡
私、どうなっちゃうの〜!?
少し考えてからイケオジは言った。
ゑ゙、もしかしてロロノアとの稽古みられてた!?
イケオジ、気配なすぎだろ!
さては忍者だな!
ここから、私の天国のような地獄のような特訓が始まった。
的なやつが流れるんだろうなぁ〜()
次回、あなた死す!デュエルスタンバイ☆












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!