薄暗い夜
Noir本部から少し離れた路地
六人は建物を見上げていた
左手は縦人を見る
縦人は静かに目を閉じる
透視
建物の内部 巡回する構成員
全てを確認し 数秒後、目を開いた
そう言うと、縦人は一歩前へ出る
瑠衣は静かに頷く
そして、縦人は全員を見渡す
六人は物音一つ立てず、Noir本部へ向かって走り出した
Noir本部
静かな廊下を仁と杖道が歩いていた
仁は何も答えない その時だった
仁の足が止まる
仁は廊下の奥を見つめる
杖道はすぐに警戒する
杖道は腰の武器に手を添える
二人は足早に会議室へ向かった
バンッ 扉が開く
会議室にはNoirのメンバーが集まっていた
部屋の空気が一変する
全員がうなずく
全員が立ち上がる
静かに扉が開き、
それぞれが持ち場へと散っていった
会議室を出た二人は静かな廊下を歩いていた
仁は周囲を見回す
しばらく無言で歩く その時
コツ…… 小さな足音が響いた
二人は同時に立ち止まる
すると再び コツ…… 今度は反対側の通路
杖道は眉をひそめた
杖道は小さく笑う
仁は軽く頷き、それぞれ別の通路へ走り出した
仁は足音を消しながら進む
物陰へ身を隠す 足音が少しずつ近付いてくる
コツ……コツ… 黒い影が角を曲がった
その瞬間──
仁は飛び出し、一瞬で銃を突きつける
相手も反射的に銃を構えた
目が合う 二人とも固まる































編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。