それから、七海の日課トレーニングは倍以上にハードなものとなった。
今まで以上に己を鍛え、さらには五条らのようにあなたに挑むことにしたのだ。
恋愛対象(強者のステージ)という、土俵に立つために。
灰原は、修練場に向かう二人の背中を見送った。
数時間後、七海とあなたは帰ってきた。
全身ボロボロで。
しかし、表情は晴れやかだった。
しかし七海は知らない……その計算(あなたの好きなタイプの想定)が狂っていることを。
七海は「フッ」と微笑んだ。
それでもあなたに恋情を抱いている愚かな己への自嘲であった
今回の勝敗
勝負に勝ったのは:七海
試合に勝ったのは:あなた
なぜなら今回の目標は、七海のことを無意識に格下だと認識しているであろうあなたの認識を覆すことにあったからだ。
あなたの中に刻み込まれたであろう。
七海建人は、これから同格になる可能性が強いと。













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。