屋上でばったり、なんてシチュエーション
今でも運命的な出会いだと思う。
俺が18歳、彼女が15歳のとき、
此処で初めて君に出会った。
第1印象は活発な女の子、といった所だろう。
でも彼女のその笑顔が
青空に顔を出す"太陽"と同じほど、
眩しいと思った。
彼女が口を開く前に
屋上の扉がガチャリと開いた。
ぎゅっとエンデヴァーさんに抱きつく彼女。
そして、彼女の頭を撫でるエンデヴァーさん。
いつ思い返しても衝撃的な光景だ。
俺がそう訊くと、大きな目をぱちくりさせて
「 それもまだ言ってなかったっけー!」
と、楽しそうに彼女は笑った。
あぁそうか、職場体験か。
この前 体育祭やってたもんな。
それでエンデヴァーさんが指名を…___
雨は火力を落としてしまう、
エンデヴァーさんの天敵だ。
空を見上げれば、また太陽と目が合う。
さっきまで豪雨だったというのに、だ。
____「 空は晴れてた方がいいでしょ? 」
ぱしゃん、と水溜りを踏む音に、
乾いた風に乗せられた雨の匂いが鼻をつく。

黎明 あなた 15歳
個性:霽れ
・空を晴れにすることができる。
・晴れにできる範囲はあなたの周囲の限られた一帯で
1時間ほどだが、望めば必ず空は応えてくれる。
・天気を操れる訳ではない為、
雨や風を起こす事はできない。














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。