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第9話

episode2-3
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2026/01/31 09:00 更新





……こんなにも放課後の委員会が憂鬱だと思ったのは初めてだった。

先週と昨日、それぞれ別の女の子から預かったさとみ先輩へのプレゼント。
女の子達にとっては、自身とさとみ先輩を繋ぐであろう大切なもの、なんだろうけど、
預かった私にとってはそれが重荷のようにのしかかって。
これを私が渡したら、先輩はどんな顔をするんだろうか、嫌な顔をされたらどうしようか、でも嬉しい顔をされるのも複雑だななんて思考が頭の中をぐるぐる巡って。

ただただ放課後にならないでくれと祈るばかりだったけれど、残酷なことにもう昼休みを迎えてしまった。



青奈
なんかいつもより沈んでるね、あなた

青奈ちゃんは観察能力が高いから、

きっと、朝のうちから私の様子がおかしいことに気がついていたんだろう。

あなた
だって今日、委員会あるから…
青奈
あー、ね。

青奈ちゃんは私がずっと浮かない顔をしている理由がわかったのだろう。


預かったプレゼント達が入った私のスクバに目をやって、複雑そうな表情を浮かべた。

青奈
普通に1組の子からですーって渡せばいいんだよ

心の中ではそう自分でもわかってる。でも、、

あなた
先輩の反応が怖くて普通に渡せる自信ない…
青奈
まあでも、貰い慣れてるんじゃない?
あなた
まあ…たしかに
青奈
…ねえ、ちょっと前から思ってたんだけどさ

青奈ちゃんの顔はなにやら少しかしこまったように見えた。

滅多にみないその表情に思わずこちらも姿勢をなおす。

青奈
あなたって、さとみ先輩のこと好きなんじゃない?
あなた
…え、?!
あなた
なんでそう思うの、?

たしかにかっこいいし優しいし、2人で図書室のカウンターに並ぶときはいつも緊張する。

でもその緊張が、先輩に対する恋愛感情から来るものだとは思っていなかった。

否、気づいていなかったのかもしれない。

青奈
先輩の話してるとき、あなたの表情がいつも以上にコロコロ変わるから
青奈
もしかしたら自分で気づいてないだけで好きなんじゃないかな、って
あなた
…気づいてなかった

もし、今まで私がさとみ先輩に対して抱えていた感情が恋愛的な意味での好意なのだとしたら。

女の子達から預かったものたちを渡したくない、先輩の反応を見るのが怖いというのは、その感情からくるものなのではないか。

青奈
ごめん、余計渡しづらくなっちゃったかも
あなた
ううん、なんかすっきりしたの
あなた
今まで何に思い詰めていたのか、納得した気がして
青奈
そう、よかった
青奈
私、応援してるからね
青奈ちゃんはそういって柔らかく笑った。

きっと、いまの私にとって親友からの励ましよりも心強いものはないだろう。





















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