あれからどうにも動けなくて 、ただずっとそこにいた
今はなり止んだが 先程まで携帯の通知が鳴り止まなかった
きっと 、今 連絡の送り主を見れば
その人に 頼ってしまう ことは目に見えている
さっきの 司の言葉 が永遠と脳の中をぐるぐると廻る
自分はどれだけ司に縋っていくのか
そんな問いを叩きつけられた
そんな時 、スマホが視界の端に入った
スマホと机の間から光が漏れ出ていて
まるで 「 そこから抜け出したい 」 とでも言うような強い光だった
この部屋には今自分しか居なく 、誰かがいるはずもない
ならば何処から声が聞こえたのだろうか
だが 、この前 “ あんなこと ” があったばかりだ
何が起きても 不思議 では片付けられない
そう考え 、スマホを持った瞬間
漏れ出ていた光が強くなり 、“ 人影 ” のようなものが見えた
笑い声が聞こえた瞬間 、目の前が光りに包まれ
また 不思議な感覚へと陥っていった ____
「 顔が物語っているのよ 」 と小さく笑う女がいた
この前 出迎えた “ ミク ” と名乗った者と同じデザインの服を着ている
そう思ったのが このセカイ に理解されたのか
自分の体に ぽつぽつ と水が当たる感覚がした
ちらり と 『 ルカ 』 の方を見ると
まるでもう この光景 に慣れているかのような顔をしていた















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。