シャオロン様に救われてから早10年。
私は我々国の秘書となり、
幹部様のお手伝いをする身となった。
戦争以外は、かなりゆるゆるで
こういうことは日常茶飯事だった。
しっかりとした性格のトントン様も
ボケ側に回ることがある我々国幹部様たち。
私はそんな幹部様たちが大好きだ。
コンコン、と軽く扉をノックする。
すると扉の先でとんでもない騒音がしたので、
いそいで扉を開けた。
私はしゃがんで、シャオロン様の部屋に
散らばった本を集める。
何気なく本の表紙を見ると、
「 戦争を無くす方法 」「 戦争に勝つためには 」
「 おすすめの武器10選! 」など、
戦争に関することで溢れていた。
インカムにロボロ様の声が入る。
その一テンポ後に、幹部様や護衛などが
インカムにて返事をした。
食堂へ向かいながら、幹部様とお話する。
こうやってお話している間に、
幹部様それぞれの癖を把握することが出来る。
チーノ様が食事を作る日は必ず
鬱様がお手伝いに行っているそうだ。
( 1度だけチーノ様だけで作ったものがでてきたらしいが、
何とも言えない見た目と味だったらしい )
食堂から幹部様の声が聞こえる。
私は食堂の扉を開けた。
途端に、カレーの匂いが一気に鼻を通った。
走ってきたシャオロン様と
勢い余ってぶつかってしまった。
幸い、ロボロ様が受け止めてくれて
怪我はせずに済んだ。
それぞれが、楽しそうに会話をしながら
皆で一緒に食事の準備をする。
食堂はみんなの笑顔で溢れていた。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!