第12話

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2026/02/25 13:00 更新
亜也子
ほんとすごいよ若様
私達二人で刃が立たなかった大物なのに
亜也子はあなたに抱きつく。
メキッ。
あなた
あ“ッ……(肋骨折れた)
時行
吹雪殿が授けてくれた技のおかげだ
孤次郎
確かに、まさか内小手打って逃げ回るだけで
倒せるとはなー
亜也子
臆病剣すごい!
時行
言い方!!!
あなた
〜〜ッ……(泣
吹雪
大将の死を知らせて回れば残りの敵は
逃げ出すはず
吹雪
さあ、あと一息…
その時、外からドドドッと駆ける音が聞こえた。
あなた
あ、あの…旗印は…っ!!!(それより痛い)
孤次郎
マジかよ!貞宗が来やがった!!!
さっだー
また貴様か小僧ッ!!!
時行に矢を射る。時行はそれを避ける。
孤次郎
また貴様かはこっちの台詞だ!!!
あなた
人の領地侵してるのはそっちでしょう!?
(まじで痛い)
さっだー
黙れい!!!これが乱世ぞ!!!
その目玉ヘビにあげて丸飲みするか観察したい
時行
どうしたの!?(同時)
さっだー
どうしたの!?(同時)
この瞬間に正面口から援軍とは!
他の味方も今いる敵の対処で手一杯だ。
こうなっては勝ち目がない。
そこで、また駆ける音が聞こえた。
︎︎
なにっ!?南からも敵軍!?
……違う
周りに火がはじける。
あなた
あの火は…!
玄蕃
お、生きてる生きてる
亜也子
諏訪大社の援軍だ!
ギリ間に合った!!
さっだー
まずいっ!退くぞ!!
近くで戦う瘴奸の兵のみ回収せい!
市河 助房
ですが、貞宗殿…
さっだー
諏訪の本軍と本格的に戦う用意はしておらぬ!
と、貞宗軍は逃げて行った。
孤次郎
あ!待ててめーら!!!
諏訪 盛高
頼重様!貞宗と思しき軍が撤退します!
頼重
国境まで追い払え
時継は村周辺の賊を掃討せよ
時継
はい
頼重の子・諏訪時継。
時行
…頼重殿
頼重は時行に抱きついた。
頼重
……よくご無事で
時行
ぁ…はい……
時行
…少し痛いです、頼重殿
あなた
(骨折られてないのいいな)
玄蕃
感謝しろよ
俺が全力で馬を飛ばしたたから間に合ったんだ
玄蕃
道中で色っぽい女見て失血死しそうになった時は肝を冷やしたが
あなた
あなたが死んでんじゃねーよです!!!
時行
頼重殿、この村も私も生き残れたのは
全てこの吹雪殿のおかげ
時行
どうか、諏訪大社から特別な計らいを
頼重
おお!そうですか!
むろん褒美は弾みますぞ!
と、吹雪にも抱きつく。
時行
あと吹雪殿を我が郎党に迎えたいのですが
頼重
良いですな!
吹雪
…え?待って長寿丸殿
友にはなりたいが郎党になるのは話が別です!
吹雪
自分が仕えたいのは天下を狙える主君です
貴方の主君の諏訪殿ならともかく…
「しゅくん、こっち」と頼重は時行を指す。
吹雪
時行
鎌倉幕府執権・北条高時の遺児、北条時行
一応天下を狙っている
吹雪
………
ぶッ、と吹雪は粟を吹き出した。
吹雪
はあああ!?!?
あなた
(必殺・神隠れ!!!)
頼重
ちょっとあなた???
粟が私に全部かかったんだが…
時行
隠しててすまない、素性を明かすのは
頼重殿に相談してからと決めていたので…
吹雪
……自分の粟飯代は高いですよ
それでいいなら
吹雪
我が君
諏訪大社じゃ粟じゃなくてお米食べても大丈夫だけど
吹雪
マジで!?極楽かね!?!?
孤次郎
こいつ、ほんと冴えてんのか抜けてんのか
よくわからん
あなた
まあ、楽しくなりそうですね!

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