第4話

四話
12
2025/09/12 12:34 更新
ミリア
–––––さて、ここがブランの居る場所よ。
 ここからは二人で行って頂戴
ナナ・レイ
……え?
ミリア
儀式のようなものをするのよ。そこには部外者は立ち入っちゃいけない決まりだから。
……聞いてない……。儀式って何?というか、ブランがヤンキーみたいのだったらどうするんだろ……。
と思いながらレイに目を向けると、
「流石にそれはないだろ」と、つぶやく。
レイ
(でも、意識はありそうだよな。そういう言い方してるし。)
確かに。––––結晶のようなもの、とか聞いたけど、伝承が正しいとも言えないからね。
ミリア
はい、いってらっしゃい
私たちは目を合わせ、扉を開けた。

–––––部屋

???
いらっしゃいませ!守護者様方!
ナナ・レイ
………………?

扉の先に在った–––––居たのは、あまりにも予想外で、
伝承からかけ離れた––––
ブラン
ブラン、と申します!
幼い少女だった。
それ以外の特徴は、あまりにも白い。この少女だけ彩度が抜け落ちてしまったかのようだった。

ちら、とレイの方を見ると、死んだ魚のような目をしていた。
というか、
ナナ
……まさか
レイ
ん?
怪訝そうな顔–––詳しく言うならば、こいつ何を……っていう顔をしている。
ナナ
ロリ……?
レイ
第一声それかよ
つっこまれてしまったが、しょうがないと思う。
普通にロリだし。
べつに……

そんな私たちを目の前に、ブランはいつ話を切り出せば良いのかとオロオロしている。
ブラン
えーっと……早速説明をさせていただいても……?
ナナ・レイ
どうぞ。
なんでここでハモるんだか。
ブラン
えーっと……守護者様方には、リズ、っていう宝石をつけてもらいます。 それによって身体能力アップ!通信もできますし衣装チェンジも出来ますし武器を取り出すことも可能です!
ナナ
……えやっぱプリky
レイ
黙れ
ブランは言いづらそうに宙に視線を彷徨わせ、少し申し訳なさそうに口を開いた。
ブラン
……お二人は最後なので2つしか残って無くて……金と、銀のリズです。
ナナ
うわあ、綺麗……
金の方が宝石と呼べるか微妙だけど……
レイ
そういう事を言うな。
じゃあ金で。
ナナ
うわっ、ずるい!はやい!
ブラン
はい、どうぞ
レイは、ピアスのような金具がついている金のリズを耳につけた。
そういえばレイってネックレス系はつけないし持ってないよね。ピアスはだれかからもらったのか、耳に穴が空いていたけれども。
レイ曰く引っ掛けて首を怪我しそうだかららしい。
ブラン
……それでナナ様は、銀です。
ナナ
……まあ好きな色だし、残り物には福があるっていうし?
首にリズをかける。
胸元で輝く銀のリズを見て、少しわくわくした。
レイ
で、このあとなんかやらなきゃいけない事ってのはあるのか?
ブランは首を傾げ、少し考えてから
ブラン
いえ、特に。お呼びするまで他の守護者様方と挨拶等をしておくとよろしいかと思いますが。
ナナ
他の守護者……?えっと、守護者って全部で何人?
ブラン
六人いらっしゃいます。リズの色は金、銀、紅、翠、黄、蒼です!
若干金と黄が被ってるような気が……
ナナ
色々見てみよっかな。
部屋はそこまで豪華、というほどでもないが。
なんだかおしゃれだなと思った。
ブランは相変わらずにこにこしている。
大きな本棚もあるけど、やけに分厚い本、?ばっかりで面白くなさそう。レイは好きかも。
ナナ
そろそろ挨拶しに行こう
レイ
じゃあ……行くか
ナナ
じゃあね!ありがとー!
ブラン
さようなら!
……あ、リズの使い方について説明するまでは使わないでくださいね!……行っちゃった。
ま、いっか。

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