第42話

作戦No.42
640
2024/01/06 15:00 更新
ぐちつぼ視点
ぐちつぼ
通話を切って墓の中に入っていくと、大きな扉と石碑があった。
げんぴょん
こんそめ開けて〜
んそめ
え、俺なの?
と言いながらも扉に近付いていくこんそめ。
んそめ
んー……!!って、開かないんだけど
たらこ
押すんじゃなくて引くとかだったらオモロいのに。
んそめ
…引いてもダメだね
ごんかね
よし!帰るか!
焼きパン
遠足おーわり〜
ぐちつぼ
遠足でもねぇし帰えらねぇよ
石碑の前にしゃがむ。
ぐちつぼ
…古代文字だな
げんぴょん
えーっと…読める人〜
…。
焼きパン
え、ホントにはっぽうふさがりじゃん
ごんかね
覚えたての言葉
焼きパン
違うよ!
たらこ
何となくフィーリングでいけない?
ぐちつぼ
…あ、えっと…これ分かる…『入れろ』『…を』『この上に』
んそめ
『この上』…あ、石碑の上、窪んでる
げんぴょん
でも何を入れるんだ?
ぐちつぼ
何か…どっかで見たことあるんだけどなぁ…この文字。
ごんかね
よくあるのは武器とかじゃない?武器没収。
たらこ
入れてみる?
げんぴょん
入らないだろ全員分も
窪みに手をかけるげんぴょん。
げんぴょん
…?何か湿ってね?
たらこ
うっせぇ!!
ぐちつぼ
思い出したわ!これ、『血を』だ!
焼きパン
怖いよ…
ごんかね
頑張れぐっち、すぐ治すから
ぐちつぼ
よっしゃ!
早く扉の向こうを見たかったのもあり親指を噛んで傷をつけ、グッと窪みに押し付けた。
しばらくすると血が溜まり、扉がゆっくり開いていく。
たらこ
うおっ!?
扉の向こうでは、強風が吹き荒れている。
げんぴょん
おかしくね?ここ地下だろ…!
んそめ
…?何かある…目の前!
確かにそこだけ風が弱い、台風の目のようなところに謎の水晶のようなものがある。
ぐちつぼ
何かありそうだよなアレ…
ごんかね
うわ!!!
突然風がより強まった。
焼きパン
…え?ドラゴン__?
ぐちつぼ
ッ!
思考が追いついていない焼きパンを咄嗟に引き寄せる。
シュッ!
焼きパン
あ、ありがとう…
危なかった…さっきまで焼きパンが立っていたところは激しい風で抉れている。
急に俺らの目の前に現れたのは、鋭い目線の緑色の竜だった。
風の精霊
風の精霊
俺は風の精霊__って、ああ、お前らか
ぐちつぼ
は…?
風の精霊
風の精霊
その感じは知らねぇって顔だな。俺はG国を作り上げた最初の総帥だ。…しかもお前ら、この水晶を狙っていると見た。
竜の殺気が強まる。
風の精霊
風の精霊
正直今の政治にはガッカリしてたんだ、ちょうどいい__水晶は渡さない。

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