ありがたいことに、僕は今、執事さん達のお部屋の一室を借りて着替えさせていただいている。
執事の家でもこんなにでかいって、どんだけ金持ちな国王なんだよ⋯
ガチャ
雪ぐらい清潔なシャツ、黒いネクタイ、黒いエプロン。
長ズボンなんて、久しぶりに履いた気がするが、凄く動きやすい。執事用に作ってるからかな?かっこよ⋯。皆とお揃いと言うのも嬉しくて、笑みが溢れてしまう。
どこに、行きたいか⋯。正直、迷い込んだ身としては、戻れるならさっさと戻りたいっていうのが本音だ。でも、今は⋯
しかも、遊ぶにも金、ないし。余計困らせちゃうし。え、お前一文無しでここ来たの?て思われちゃう
ドタドタドタ⋯












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!