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第1話

一目惚れ
12
2021/03/07 11:04 更新
Prolog⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱


「初めまして!」




この人に出会った瞬間



自分の中で何かがパチッと弾けた



この感情が恋なんだって



初めて気づいたんだ

⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰



3年前…


俺の名前は橘 颯。(たちばな はやて)

ごく普通の小学4年生、

でも1つ皆と違うとこは親がいない


俺の親は俺が3歳の頃に病死、



その後は親戚の家をたらい回しにされていた


でも2年前に父方のじいちゃんが引き取ってからは兄の優希とじいちゃんの3人でこの家に暮らしている。



新しく転校した学校もすぐに慣れて
友達も出来たし


それなりに不自由なく楽しく生きている


ごく普通な毎日だ











ピンポーン…

橘家の祖父
橘家の祖父
ん?誰じゃろうな、颯ーー、ちょっと行ってきてくれんかーー



居間からじいちゃんの呼ぶ声がした


颯
ちぇー後ちょっとでステージクリアだったのに
あ〜ったくめんどくさいな〜……


イライラしながらもインターホンを出る
颯
はい、誰ですかー
「あの…隣に引っ越してきた者なのですがご挨拶させて頂きたくて」


んだよ、引っ越しの挨拶かよ…
颯
あー、はい。ちょっと待ってくださーい
颯
じいちゃーん、隣に引っ越してきた人が挨拶したいってよー
橘家の祖父
橘家の祖父
あー、そういえば引っ越してきたって聞いたな〜。ちょっとじいちゃん今手が離せないから代わりに挨拶して来てくれ
颯
はぁ…あいよー
どーせ野球観てて手が離せないんだろうな


野球なんか何が面白いんだかさっぱりわかんねー





ガチャ…
颯
すいません、お待たせしまし…た
今まで人を見てもなんとも思わなかったのに、彼女を見た瞬間自分でもびっくりするくらい心臓が飛び跳ねた。


目の前に天使のような綺麗な顔つきの女の子が立っていたのだ。
恵
えっと、初めまして!先日隣に引っ越してきた春野と申します!
颯
すごい…綺麗……
恵
えっ?!あ、えっとーありがとうっ??
颯
え!?いや、あの違くて…いや、違わないけどっ…いや、あの、えっと…すみません急に……
うわ、何言ってんだ俺……!!

思わず口に出しちゃった…
しかも初対面の人に急に綺麗とか…

ただの変態じゃねぇか!


罪悪感と恥ずかしさで死にそうだ…


穴があったら入りたい……
恵
ぷっ!あはは!あはははっ!


え、笑ってる…??
恵
あ、、ごめんね!つい面白くて笑
お名前は…なんて言うの??
颯
え?!あ…橘 颯です…
恵
颯君か〜!いいお名前だね!私は春野恵、恵って呼んで欲しいなっ
颯
恵…さん…、、
春野恵…名前まで綺麗すぎる…

恵さんは自分の周りにいる女子なんかより雰囲気が凄い大人で見ているだけで息が止まりそうなくらいだった
恵
あ、もうそろそろ戻らなきゃ!
あとこれ、つまらない物だけど…
また話せる機会があったら話そうね!
颯
あ、ありがとう、ございます…
 

その後はボーっとしていてあまり思い出せないが、彼女が笑顔で手を振って帰っていくのだけは記憶に残っていた。





ガラガラ…

颯
わ!じいちゃん…何でここに居んの!?
橘家の祖父
橘家の祖父
おー、おかえりお隣さんはどうじゃった?優しい人だったか?
颯
う、うん…まぁね…
橘家の祖父
橘家の祖父
ほー、おや?もしかして颯、お前惚れたのか??
颯
な、なわけ!!てか、なんで女だってわかんだよっ!も、もう部屋戻る!ご飯いらないから!!
バタバタバタ!
橘家の祖父
橘家の祖父
ハッハッハ、まったくあいつに似てわかりやすい奴じゃなぁ…


ガラガラ…


優希
優希
ただいま〜、あれ?じいちゃんどしたん?こんなとこに突っ立って
橘家の祖父
橘家の祖父
おー、優希帰ったのか。いやぁー、颯が1つ大人の階段を登ったようで面白くての〜ハッハッハー
優希
優希
(…??)


颯の部屋にて



颯
はぁぁぁ…じいちゃん一体何者んなんだよ…。俺の頭ん中読まれてんのか…?


ベッドにうつ伏せになり枕に顔を埋めた





回想⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰
恵
えっと、初めまして!先日隣に引っ越してきた春野と申します!
恵
もしまた話せる機会があったら話そうね!
⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ 
颯
また話せる機会があったら話そう…かぁ
颯
あぁぁぁぁーーー可愛すぎるーーーー!
あんな笑顔で言われたら毎日話したくなるだろーー!
あ、そういえば…恵さんに貰ったやつ
じいちゃんに渡さず持ってきちゃってたな


まぁ、お菓子だろうから食べちゃおーっと


オシャレな紙袋に包まれた物を開けて見てみると
颯
は、ハンカチ?
中には星の刺繍が施された淡い水色のハンカチと黄色いハンカチ、そして緑色のハンカチが入っていた
颯
俺らが3人暮らしって知ってたのか…?!
しかもこの色…俺が好きな色と兄貴の好きな色、それにじいちゃんの好きな色も…!?

初めて会ったはずなのに
自分の事をなんでも知っている気がして
嬉しくてたまらなかった。
颯
恵さん…また明日も会えるかな…


そして結局その日は一睡も出来なかった








2話に続く







最後までお読みいただきありがとうございます
まだまだ素人のため至らぬ点が沢山ありますが
どうぞ応援よろしくお願い致します!m(*_ _)m

ぴよた丸

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