ソヒと話が終わったあと変身が解けるまでソヒの部屋で過ごし、その後アントンの部屋へと移動した
アントンは何かを呟きながら私を抱き上げて微笑むと
私のほっぺたに頬を寄せて優しく抱きしめた
翌朝、私とココはまたコンサートホールへみんなと一緒に連れて来てもらっていた
昨日、心配したソヒの声は大丈夫そうでいつもの伸びやかで力強いソヒの歌声が控室まで響いてきていた
ココが心配した顔でこちらを見ている
態度に出していたつもりは無かったが、本当にココは勘が鋭いと思う
ココの優しい言葉に気持ちが和らぎ、隠していた不安な気持ちを吐き出す
昨日ソヒに変身させられた後、その異変に気づいた
頭の中のタイマーの横に数字が現れたのだ
もしかしたら、私が気づいたのが遅かっただけでその数字はもっと前から出ていたのかもしれない‥
だけど、それに気づいた昨晩から『もしかしたら‥』という不安が大きくなり、今朝その不安はほぼ確信へと変わった
気まずい空気が流れる
今回のコンサートは、他の地域よりもいつもより開演時間が早く始まり終わるのも早かった
混雑のピークに巻き込まれないようにホールを後にする、花火の開始時刻まではまだ時間はあったがそれでも道はすでに込み始めていた
無事に渋滞を抜けて宿へと戻る
田中さん「お帰りなさいませ。道、大丈夫でしたか?」
田中さん「花火が始まるまでにお夕飯にしますか?それとも花火の後にします?終わるのは多分20時過ぎ‥半かな?頃にはなると思いますけど‥」
ご飯前にみんなお風呂へとそれぞれ向かって行こうとしたら
田中さん「あっ、そうだ!みなさん、お風呂上がりにこれ着てみません?w」
田中さんに声をかけられて振り向くと宿で用意してあるらしき浴衣を見せられた











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。